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2008年3月27日 (木)

気楽に骨董店をひやかして回れる『京都大骨董祭』

最近、国内の陶磁器や西洋の食器などに、骨董だけでなく新作ものにも手を出し始めた私。

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↑例えば、唐津の現代モノ。

とは言うものの、他にもいろいろと趣味あってお金はかかるし、ましてや、目利きなどには程遠いし、そんな高いもんも買う眼力も勇気もまだまだ無い(まさに、“鑑定団での残念”なことになりかねない)ので、京都でも窯はもちろん、新門前/古門前の骨董街のお店に足を踏み入れるのは、なかなか怖い感もある。

さて、そんな中、もう少し気楽に、各店をひやかしながら回れる、全国から300店舗以上が集まり、毎年春夏秋の3回に渡っておこなわれる、西日本最大級の骨董市。
陶磁器はもちろん、古家具・古民具、武具、屏風、書画、織物、古布、さらに西洋のアクセサリーや人形、グラス、古着にアジア雑貨、アンティーク時計など、150万点以上の骨董やアンティークが並びます。

『第40回 京都大骨董市』

会場】パルスプラザ(京都府総合見本市会館)・大展示場
会期】3月28日(金)~3月30日(日)
開館時間】午前10時00分~午後5時00分
入場料】無料一般1,400(1,200/1,000)円
アクセス】京都市地下鉄・近鉄「竹田」駅下車後
     会期中無料送迎バスあり
     京都市バス「パルスプラザ」下車すぐ

<本エントリーのTB先>
過去の京都大骨董祭の様子をエントリーされている方々にTBをお送りいたします。

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2008年3月21日 (金)

洛北の巨刹・大徳寺の塔頭、興臨院に黄梅院の春の特別公開

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洛北・紫野の地、北大路通や大徳寺通に面して長大な白壁をめぐらした、京都でも屈指の大伽藍である大徳寺。
境内に立ち並ぶ21の塔頭のうち、常時公開しているのは4寺院のみ。
今回は、春の特別公開ということで、加賀・前田家の菩提寺、興臨院と小早川隆景の創建になる黄梅院の拝観が可能になります。

興臨院
公開期間】3月22日(土)~5月31日(土)
      ※5/7~5/9公開休止
公開時間】午前10:00~午後4:00
拝観料】600円

黄梅院
公開期間】3月22日(土)~5月6日(火)
公開時間】午前10:00~午後4:00
拝観料】600円

興臨院・黄梅院共通拝観券1,000円

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2008年3月19日 (水)

塩屋旧グッゲンハイム邸で、ビオワインを楽しむイベント開催!

以前、メインブログの方でも紹介していますが、旧竹内油業寮・グッゲンハイム邸で、ビオワインにこだわったワインイベントがあります。

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自然派ワイン再発見。
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会場】旧グッゲンハイム邸
    神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
連絡先】TEL.078-220-3924(開催当日のみ)
時間】13:00~17:00
参加費】前売:3,000円、当日:4,000円
申込先】ヴィーニ・ジャポン委員会
    tel:03-3298-2909
    adress:entry@vinijapon.com
    ※メールの場合名前、住所、電話番号明記

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2008年3月18日 (火)

小堀遠州の「綺麗さび」の世界を見に行きましょう

「わびさび」の千利休、「破格の茶」の古田織部と続いた茶道の本流を受け継いだ小堀遠州。
織部に師事した茶道だけではなく、書画、和歌、生け花などにも通じていた遠州は、後水尾天皇や江戸初期の大大名をはじめとする寛永文化サロンの中心人物となり、王朝文化の理念と茶道を結びつけ、「綺麗さび」をつくりあげた。
また、伏見城、名古屋城、備中松山城(高梁市)などの城郭づくり。そして、桂離宮、仙洞御所に、大徳寺孤篷庵、南禅寺金地院といった庭園づくりにも、その才を発揮した。
そんな遠州が、(その名前の由来となった)「遠江守」に任じられてから、今年は400年ということで、「綺麗さび」の世界を構築する茶道具、書状や墨蹟などを展示する展覧会が開かれます。

大名茶人・遠州400年
小堀遠州 美の出会い展

開催場所】大丸ミュージアムKOBE
開催時期】3月19日(水)~3月31日(月)
休館日】期間中無休
時間】10:00~20:00(入館は30分前まで)
料金】一般:800円(600円)
   大高生:600円(400円)
   中学生以下無料
   ※( )内は大丸関連優待及び前売り及び10名以上の団体料金
アクセス】JR・阪神「元町駅」下車徒歩約5分
     神戸地下鉄「旧居留地・大丸前」下車後すぐ

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2008年3月17日 (月)

“小さく美しい美術館”北村美術館、2008年春季展

奈良県吉野地方で代々林業を営む旧家である北村家当主で、昭和最後の大茶人でもあった北村謹次郎氏の蒐集品である茶器や絵画、古筆などを保存展示する、賀茂川と高野川の合流点の西岸、比叡山を望む立地に、こじんまりしながらも美しい美術館、北村美術館。常時開館ではなく、テーマを設定した企画展示として、春季・秋季に特別公開を行う。

また、美術館に隣接して、現代数寄屋建築の第一人者・吉田五十八の手になる、昭和数寄屋の傑作「四君子苑」(北村氏旧邸)があり、特別公開を行う時期もあります。

春季取り合わせ展「吉野懐古」

会場】北村美術館
会会期】3月18日(火)~6月8日(日)
開館時間】午前10時00分~午後4時00分
入館料】一般:600円
     学生:400円
休館日】月曜日(祝日は開館/祝日の翌日休館)
アクセス】京阪電鉄「出町柳」駅下車、南西に徒歩約5分
      京都市バス「河原町今出川」下車、徒歩約2分

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2008年3月14日 (金)

KAVCダンスフロンティアVol.17アンサンブル・ゾネ新作

ドイツフォルクヴァング芸術大学舞踊科に学んだ岡登志子主宰するアンサンブル・ゾネ(Sonneはドイツ語で太陽の意)。
欧州でしばらく活動した後、1994年帰国し、日本を拠点に活動を開始した。
1996年、1998年、2004年と新進振付家の登竜門といわれるダンスビエンナーレ バニョレ国際振付賞」のジャパンプラットフォームに選出される。
カンパニー(ダンサー)、照明や舞台美術などの空間づくり、コリオグラフなど、そのクオリティーがきわめて高い評価を得ている。
また、さまざまな音楽家、美術家など他分野の芸術家とのコラボレーションも展開している。
今回の新作は、世界的ピアニスト、高瀬アキが音楽構成・作曲で参加している。

KAVCダンスフロンティア vol.17
アンサンブル・ゾネ

ダンス公演「鷹の声 Falkenschrei」
日時】3月15日(土)19:00
    3月16日(日)15:00
場所】KAVCホール
料金】一般3,000円(前売2,800円)
    学生2,500円(前売・当日共)

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現代日本の鬼才中の鬼才、草間彌生のドキュメンタリー映画だ!

コンテンツカンパニー、Bright Business Brains社が、新たなるメディアの創発や夢の具現化というでクリエイティブに対する前向きなチャレンジとしての、オリジナルコンテンツの第一弾が、カルト的人気のアーティストに焦点を当てたドキュメ ンタリー映画「≒(ニア・イコール)」シリーズ
過去、会田誠や天明屋尚などを扱った4作品がつくられてきましたが、満を持してと言いますか、今回は現代日本、いや世界の美術界を現役で走り続ける鬼才中の鬼才、草間彌生を扱います。
なんと、草間に1年半もの間密着したドキュメンタリー。
最新作となったモノクロ作品シリーズ『愛はとこしえ』50作品が誕生する貴重な瞬間を追っているという。
正直、草間という人間は、常人にはついていけない思考と発想と行動と言動を行う人。
よくそんな人間の、特に創作活動の部分に、1年半も付き合ったもんだと思う。
クリエーター、といか、天性のアーティストの創作及び日常というものに対しての怖いもの見たさもあり、これは必見だ。

『≒草間彌生 わたし大好き』

監督】松本貴子
撮影】馬場宏子
出演】草間彌生

上映日時】3月15日(土)~3月21日(金)
       16:30~/18:30~
      3月22日(土)~3月28日(金)
       14:35~/20:15~
      ※火曜日休館
料金】大人1,700円、大学生1,400円、シニア1,000円
    ※木曜日モクワリ一律1,000円
    ※前売券1,400円

上映館
神戸:神戸アートビレッジシアター

<本エントリーのTB先>
既に東京での上映をご覧になった感想をエントリーされている方々などにTBをお送りいたします。

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ラテン・アメリカでの、サッカーを通じてのセックス・ワーカーたちの戦いを描いた映画『線路と娼婦とサッカーボール』

中米グアテマラの首都、グアテマラシティに、セックス・ワーカーの女性たちが崩れかけた家のドアの前に立ち、ぶらつくオトコ達を客待ちするレッド・ライト地区、通称“La Linea (線路)”という、旧鉄道線路沿いに延びる3ブロックに渡るエリアがある。
日本で言うと、横浜の黄金町や大阪の飛田などに当たるか。
そこで、女性達は小さい貸し部屋を一晩約500円で借り、客一人当たり10分250円程度を請求して生計をたてているという。
グアテマラシティ全体には、1万2千人から1万7千人のセックス・ワーカーの女性がいるが、この地区には160人程が働く。
そのLa Linea地区のセックス・ワーカーの女性11人が、その名も“Las Estrellas de La Linea(線路上の星)”というサッカーチームを組み、そのチーム活動を通じて、高等教育を受けられ、SEXとは別の労働選択機会を勝ち取ること、そして社会的地位、労働権利、人権の向上を求める権利主張をおこなった。
そんな、彼女たちの活動と私生活をとらえたドキュメンタリーフィルムが公開されます。

『線路と娼婦とサッカーボール』

監督】チェマ・ロドリゲスーズ
上映日時】3月15日(土)~3月21日(金)
       14:45~
      ※火曜日休館
料金】大人1,700円、大学生1,400円、シニア1,000円
    ※木曜日モクワリ一律1,000円
    ※前売券1,400円

上映館
神戸:神戸アートビレッジセンター

⇒社会学者・宮台真司が、当映画のパンフレットに寄せた文をUPしています

<本エントリーのTB先>

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2008年3月13日 (木)

今年も開催 京都・東山花灯路ー2008

春の恒例行事となった、京都・東山山麓のライトアップイベント「京都・東山花灯路」が今年も開催されます。

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開催時期】3月14日(金)~3月23日(日)
点灯時間】18:00~21:30
    ※雨天決行
開催エリア】三条神宮道(粟田口)~清水寺
    円山公園、知恩院、ねねの道、石塀小路、二年坂、産寧坂、茶わん坂等
   ※夜間特別公開寺院/青蓮院、知恩院、八坂神社、高台寺、徳院、八坂の塔、清水寺
アクセス】阪急電鉄「河原町」駅、京阪電鉄「四条」駅下車、徒歩東へ
     京都市地下鉄「東山」駅下車、徒歩南東へ
     京都市バス「知恩院」「祇園」「東山安井」「清水寺」下車、徒歩東へ

付設イベント】いけばなプロムナード/火の用心お囃子組/華舞台(京の伝統技芸など)/竹灯り幽玄の川/現代いけばな展/花街花灯路・人力車行列

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八坂神社の脇に、こんな準備がしてありました。

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2008年3月12日 (水)

JCDNコンテンポラリーダンス作品創造シリーズ「DANCE×MUSIC」Vol.3

ダンス作品に既成の音楽を使用するのではなく、今を生きる音楽家とコリオグラファーのコラボレーションで"今”しか出来ない作品を創ったほうが面白いのでは?
そんな想いで2004年にスタートしたJCDN作品創造プロジェクト「DANCE×MUSIC」。

第3回目の今年は、振付家/ダンサーの鈴木ユキオとヴァイオリニスト辺見康孝、5人の女性によるyummydanceとキーワード・クラリネット・ベース・パーカッショニストで編成されるトウヤマタケオ楽団の二組が京都で開催されます。

「Love vibration」
鈴木ユキオ[金魚]<振付・ダンス>
辺見康孝<作曲・演奏(ヴァイオリン)>

「手のひらからマウンテン」
yummydance<振付・ダンス>
トウヤマタケオ楽団<作曲・演奏(キーボード、クラリネット、ベース、パーカッション)>

会期】3月13日(木)
会場】京都芸術センター
開演時間】開場18:30
       開演19:00
料金】一般2,500円(2,000円)
    学生2,000円(1,500円)
   ※()内、前売券

【関連フォーラム】
「ダンス作品と音楽の新たな関係を探る」 

開催日時】3月13日(木)16:00~(開場15:30)
会場】京都芸術センター3Fミーティングルーム2
パネラー】加藤種男(アサヒビール芸術文化財団 事務局長) 
      武藤大祐(美学・ダンス批評)
入場料】入場無料。JCDNまで、要予約
     ※約2時間を予定

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2008年3月 7日 (金)

琳派の尾形兄弟の特別展『乾山の芸術と光琳』展

兄・尾形光琳と協力し京焼を大成したと言ってもよい、江戸期を代表する大陶芸家・尾形乾山が開いた京都鳴滝窯の発掘を機に、新たに発見された名品の数々と、光琳の絵画を合わせて紹介する展覧会。

特別展『乾山の芸術と光琳』

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開催場所】京都市文化博物館4階展示室
開催時期】3月8日(土)~4月13日(日)
時間】10:00~18:00(入館は30分前まで)
料金】一般:1,000円(800円)
   大高生:700円(560円)
   中小生:400円(320円)
   ※( )内は前売り及び20名以上の団体料金
アクセス】京都市地下鉄「御池駅」下車東へ徒歩3分

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旧グッゲンハイム邸で、サックス演奏を

以前、メインブログの方で、保存の危機に際して個人の方が購入して救ったという記事をエントリーした旧竹内油業寮・グッゲンハイム邸のステキな空間で、音楽イベントがあります。

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川嶋哲郎 Solo!
~音もきらめく、春の波~

大学在学中に独学でジャズを始めた、サックス奏者。卒業後就職するが、27歳でプロに転向。山下洋輔NYトリオはじめ、さまざまなセッショングループを経て、ライフワークのソロ、デュオライブ等も精力的に行っている川嶋哲郎氏が、100年の年を経た洋館の空間で演奏されます。

会場】旧グッゲンハイム邸
    神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
アクセス】JR山陽電鉄「塩屋」駅下車、東へ徒歩約5分
開演時間】14:00
料金】一般:3,000円、学生:2,500円
   ※要予約
定員】50名
予約問合せ】企画主催・平石いづみ
       Tel:078-911-7521
       携帯:090-9879-6160
       adress:Suna0419@aol.com

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2008年3月 6日 (木)

デザイン都市・神戸 推進シンポジウム2008「新たな魅力と活力の創造」、申込みは明日まで

神戸市の魅力や資源である、「まちなみ」「くらしの文化」「ものづくり技術」をデザインという視点で見つめ、新たな神戸の魅力と活力の創造を目指す創造都市戦略「デザイン都市・神戸」。

この取り組みや理念を、市民に広く伝え、「協働と参画」を実現するために、「まち」「くらしとものづくり」をテーマにした「デザイン都市・神戸」推進シンポジウム2008」が、このたび開催されます。

参加申込みは、明日3月7日(金)必着です。

⇒申込み方法
参加希望の人は、住所・氏名(ふりがな)・職業・電話番号・参加希望日(14日・17日・両日)・交流会の参加希望の有無を明記の上、ハガキ・FAX・E-mailのいずれかにて、申し込む。
【申込み先】
財団法人 神戸都市問題研究所
〒651-0083神戸市中央区浜辺町5-1-14
神戸商工貿易センタービル18階
TEL:078-252-0984
FAX:078-252-0877
E-mail:tmk9@abox3.so-net.ne.jp

詳細>神戸市サイト

続きを読む "デザイン都市・神戸 推進シンポジウム2008「新たな魅力と活力の創造」、申込みは明日まで"

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2008年3月 3日 (月)

これは、見逃すな!名作中の名作、「ウルビーノのヴィーナス」が上野で日本初公開

まあ、いろいろと凄い西洋美術作品が来日してきましたが、今回もすんごい!

なんと、なんと、ルネサンス期の美術の中心としてフィレンツェと対抗していたヴェネティア派の代表的な作家であるティティアーノ・ヴェチェッリオの代表作にして、西洋美術史上最高の裸婦像のひとつとも言える『ウルビーノのヴィーナス』が、日本に来ます!

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これは、すごい、凄すぎますよ。

ローマ神話中の神であるヴィーナスは、ギリシャ神話のアフロディーテと同一視されることによって、愛と美の女神、キリスト教の神や聖人では無いのにもかかわらず、古代ローマやギリシャ時代から古典主義、アカデミズムの時代に至るまで、描き続けられてきました。
それは、愛と美の寓意表現としてだけではなく、文脈から切り離した官能的なピンナップとしての裸婦を描くための画題としても選ばれてきたという理由もあります。
そういったヴィーナス画像のひとつの標準作、基本作として(ジョルジョーネとティツィアーノの『眠れるヴィーナス』と並んで)、『ウルビーノのヴィーナス』は位置づけられました。

また、その後、近代絵画になって、裸婦像が画題として独立すると、マネの『オランピア』に翻案されるかたちで、横たわる裸婦像の手本としての地位をさらに高めました。

今回の展覧会は、古代からバロック前期に至るまでの、そういったヴィーナス像の歴史を概観するものです。

しかも、その会場は、世界文化遺産の暫定リスト入りした、フランスやスイスを中心に散在するル・コルビュジェの建築作品群のひとつとして挙げられている国立西洋美術館というのですから、これは行くしかありません。

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ウフィツィ美術館の至宝
『ウルビーノのヴィーナス』展

会場】国立西洋美術館(東京・上野)
会期】3月4日(火)~5月18日(日)
開館時間】午前9時30分~午後5時30分
     ※毎週金曜は、午後8時まで開館
     (入場は閉館30分前まで)
入館料】一般1,400(1,200/1,000)円
     大学生1,100(900/800)円
     高校生650(450/350)円)
     中学生以下無料
   ※( )内は前売り/20名以上の団体割引料金
休館日】月曜日(4月28日及び5月5日開館、5月7日(水)休館)

<本エントリーのTB先>
『ウルビーノのヴィーナス』展について、エントリーをされている方々にTBをお送りいたします。

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