ラテン・アメリカでの、サッカーを通じてのセックス・ワーカーたちの戦いを描いた映画『線路と娼婦とサッカーボール』
中米グアテマラの首都、グアテマラシティに、セックス・ワーカーの女性たちが崩れかけた家のドアの前に立ち、ぶらつくオトコ達を客待ちするレッド・ライト地区、通称“La Linea (線路)”という、旧鉄道線路沿いに延びる3ブロックに渡るエリアがある。
日本で言うと、横浜の黄金町や大阪の飛田などに当たるか。
そこで、女性達は小さい貸し部屋を一晩約500円で借り、客一人当たり10分250円程度を請求して生計をたてているという。
グアテマラシティ全体には、1万2千人から1万7千人のセックス・ワーカーの女性がいるが、この地区には160人程が働く。
そのLa Linea地区のセックス・ワーカーの女性11人が、その名も“Las Estrellas de La Linea(線路上の星)”というサッカーチームを組み、そのチーム活動を通じて、高等教育を受けられ、SEXとは別の労働選択機会を勝ち取ること、そして社会的地位、労働権利、人権の向上を求める権利主張をおこなった。
そんな、彼女たちの活動と私生活をとらえたドキュメンタリーフィルムが公開されます。
監督】チェマ・ロドリゲスーズ
上映日時】3月15日(土)~3月21日(金)
14:45~
※火曜日休館
料金】大人1,700円、大学生1,400円、シニア1,000円
※木曜日モクワリ一律1,000円
※前売券1,400円
⇒社会学者・宮台真司が、当映画のパンフレットに寄せた文をUPしています。
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