京都の六波羅蜜寺の名仏が東京に
鴨川東岸、現五条通の北側のエリアは平安時代に平家の屋敷群が置かれた場所だが、今は静かな住宅街となっています。
その中に、歴史の教科書でもなじみの深い、六体の阿弥陀仏の化仏を口から生じている空也上人像で有名な六波羅蜜寺があります。
鎌倉時代から江戸時代まで、多くの武将の帰依も篤く、多くの堂塔や子院を持っていましたが、今は鮮やかな丹塗りの本堂が狭い境内にひっそりとたたずんでいるだけとなっています。
空也上人が自ら刻んだと伝えられる十一面観音像(秘仏・国宝)や、これも歴史の教科書に良く掲載されている平清盛坐像など、京都の中でも、藤原期から鎌倉期の優れた仏像が収蔵されていることが特筆される。
そんな六波羅蜜寺の名品がまとまって、東京国立博物館で展示されることになりました。
【代表的な展示品】
重要文化財=『木造僧形坐像(伝平清盛像)』
重要文化財=『木造薬師如来坐像』
重要文化財=『木造地蔵菩薩坐像』
重要文化財=『木造伝運慶坐像』
会場】東京国立博物館 本館11室
会期】7月10日(木)~9月21日(日)
開館時間】午前9:30~午後5:00
※8月15日までの毎週金曜日及び9月19日は午後7:00まで開館
(入館は、閉館30分前まで)
休館日】毎週月曜日
※7月21日、8月11日及び9月15日開館、ただし7月22日及び9月16日休館
入館料】一般600(500)円
大学生400(300)円
高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
アクセス】JR「上野駅」下車後徒歩約10分
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