オリ近合併の根本的な問題=阪神一極集中
合併調印のあげく、近鉄は3年後に撤退だとか。
(それも、まだ正式ではないようなのですが…・・・)
だったら、今すぐ、球団売れよ。
買うっていう人(?)がいるのに。
なんで、わざわざ3年後には撤退するやつのせいで、一球団減らされな
あかんのや。
Hiroさんという方のご意見や、「とりあえずいっとけ」というBlogの意見、
納得です。
しかし、最近思うのは、ファンの声ファンの声というけれど、本当に
どの程度ファンの声があるのか、というのが、少し不安なのだ。
バファローズファン、ブルーウェーブファン含め、よくありがちな
諦観があるのか、一部の盛り上がりでしかないように感じてしまうのだ。
だって、大阪ドームも、ヤフーBBスタジアムも全然客入っていなくて。
各球団の選手がやった署名の数も百から千のオーダーでしかなくて。
曲がりなりにも、やっぱり野球は日本のナンバーワン・スポーツな訳で、
好きなスポーツっていったら、やっぱり半数くらい野球って答えるわけで。
っつうことなら、何千万単位のファンがいるはずで。
合併反対の署名くらい、数百万くらい、すぐ集まっても不思議ではないのに。
関西だけでも、軽く百万くらいすぐ集まっても不思議ではないのに。
で、そういう状況の中で、もっとも問題だなぁ、と思うのは、関西のメディア。
本来であれば、関西のメディアがもっといろいろと問題提起したり、関西ローカルの
バラエティ番組や情報番組の中で、この件について、もっと扱ったり、一コーナー
つくって、長期的に取材&報道するなりあっても良いのに、
まったくといってくらい、何にもないぞ。
まったくといってよいほど、盛り上がっていない。
阪神さえあれば、ええと思っとんのかいな。
たとえば、土曜日の午前中に関西テレビで「ぶっタマ」とかいう番組があって、
その中で、金村がスポーツ新聞を使って、一週間の関西スポーツを振り返る
みたいなコーナーがあるんだが、そこで、話すことと言えば、ほとんど阪神のこと。
なんで、近鉄OB(ま、その後中日、西武を経たけど)の金村なのに…。
また、関西ローカルの番組を支配していると言っても良い吉本のタレントたちも
一部はほんとのファンかもしれんが、おそらく多くは、関西では阪神ファンと言って
おいた方が受けが良いということで、阪神ファンを名乗っているのだろう。
藤田まことと、ハイヒールモモコくらいか、近鉄ファンを公言しているのは。
よって、関西のローカル番組で、野球のことを話題にする場合は、99%
阪神のこと。
もし、近鉄対阪神の日本シリーズがあったとして、大阪ドームでの近鉄の
ホームゲームですら、おそらく阪神ファンの方が多いという事態がおこることが
予測されるほど。
よく、巨人戦ばっかり中継しやがって、と批判されますが、それは基本的には
日テレ系列の問題。
しかし、関西では、全局が阪神戦中継一色。
だから、もし今回のことが、なんとかどんでん返しで球団存続があっても、
この関西メディアの阪神一極集中の構造が変わらない限り、
何度でも同じことが起こるだろう。
プロ野球の球団経営の構造改革も必要だが、関西のメディアの、ひいては
ファンの構造改革も必要な気がするのだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント