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2004/08/14

遅ればせながら、素晴らしい試合でした

どうもプチ熱中症かなにかで、ここ数日体調がすぐれず、
しかもあのサッカー女子代表「なでしこジャパン」の奮闘ぶりに、
ますます熱が上がってしまい、BlogへのUPができなかった。

ようやくいろいろなサイトやBlogを見ていると、とにかくここ数日は、女子サッカー
の大ブームアップ。
ちょっと遅いよ、みなさん。4ヶ月、遅いよ。
今年のLリーグから行っておこうよ(^^)、うん。
(ま、おれもちょっとだけ早かっただけだからん、偉そうには言えん)

ずっと女子サッカーを追っかけてきてくれた「2002World.Com」さんに、
試合レポートがあります。
また、今回の上田監督以下の女子代表がたどってきた道が、このサイトには
きっちりレポートされていますので、このゲームだけで女子サッカー、女子代表を
見直したという方は、ぜひ「頑張れ女子サッカー」のバックナンバーをご覧ください。

また、「J'sGOAL」の中の女子サッカー特集ページも内容充実。
特に、五輪予選前の元女子代表の野田朱美・大竹奈美さんの辛口トークも、今見直すと、
なかなか鋭いものがあります。

試合内容としては、上田監督、そして選手たちの目論見どおりというところでしょう。
特に、足元の技術には、自信があるのか、左サイドの山岸、小林にCMFの宮本が
相手のアプローチにもひるまず細かいパス交換から、酒井経由もしくは宮本からの
ダイレクトでの川上へのサイドチェンジで右サイド一対一を頻繁につくりだし、川上
の正確なクロスから決定機を幾度も得たのは、まさしく狙い通りでしょう。
また、守備の方も、とにかく上田監督になって以来の課題(いや、日本サッカーの
永遠の課題か)、とにかく数的有利をつくりりだす運動量重視の密集守備が、
もののみごとに結実。
女子サッカーは、やはり男子に比べて、アプローチのためのランニングスピードに
パススピードがどうしても7~8割掛になるので、74年西ドイツワールドカップ以前、
もしくは82年スペイン大会、86年メキシコ大会くらいのルーズさになってしまいがち
な訳です。
だから、個人のスピード勝負&テクニック勝負で、一人二人スーパーなプレイヤー
がいると、その国が強くなるってことなんですが、
そこに、ここまでの戦術的プレスを掛けると、面食らうんでしょうな。
湯浅健二さんのサイトでの評価も、そんなところでしょう。

中には「おばさんサッカー」なんか書いていたBlogもありましたが、
プレッシングサッカーってのは、おばさんなのか、子供なのかわからんが、
ボールを中心に人が密集するってのは、仕方がないこと。
プレッシングサッカーが最高潮を迎えていた時代のトヨタカップ、
ミランVSベレス・サレスフィルド戦なんかまさしくそうだった訳で。
もちろん、それ以降、男子の世界トップレベルのサッカーは、逆にピッチの
幅をいっぱいに使う、縦方向のプレス+ワイドという方向性に進化したと
思う(私の解釈にすぎないですが)のですが……。

女子サッカーが、そのステージまで上がるのか、どうか。
今後の女子サッカーの流れの鍵を握るのは、もしかしたら今回の
女子日本代表なのかもしれません。

ところで、前半終了間際の、小林からの右アウトサイドでの
超絶スルーパスは、「レコバかいっ!」ってな感じ。
ほんと、澤に決めて欲しかったよね。
俊輔とか、やりたそうなプレーだよなぁ。

また、後半の大谷の右サイドコーナーからの股抜き突破は、
98年フランスワールドカップでのアルゼンチン戦の中西永輔の突破を
思い出させました。

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