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2004/08/19

山本監督率いたU-23代表、さようなら

「山本ジャパン」と呼ばれるサッカーU-23代表兼アテネオリンピック代表の
戦いが終わった。

とにかく、サッカーに関する「ネット言論」界では、ここ一週間、荒れに荒れた
感がある。
結果だけを見て、「氏ね」だの「日本に帰ってくるな」だの「山本へたれ」だの
自分のことも省みず、発散のためだけに書きなぐる人たちは置いておいて、
たしかに山本監督、そしてこのチーム、選手たち、さらには協会まで含めて、
いろいろと反省して次に活かすべき功罪はあったように感じる。

しかし、その前提としての「谷間の世代」とか言う表現、これは実態と違い
ますよね。
これは、メディアを通じて流布し、ファンも、そして選手たち自身、監督自身
すら、前提として受け入れてしまっていたのかもしれないが、
こういうおおざっぱな表現に対して、もう少し冷静であるべきだ。
実は中田~小野世代が突出した山であったのではないか。
井原から沢登、藤田、名波、望月らにかけての世代あたりから、前園、城、
伊東輝、川口らの世代。さらに、今のU-23世代から平山、カレン、苔口、
を経て森本らの世代と続く高原状(アジアの中で、という意味。世界レベル
の高原には高さが足りない)の世代の中に中田~小野世代だけがピョンと
突出していただけではないのか?

事前には、ジーコやトルシエの対極として、山本監督のチームプロデュース
プロセスを評価するひとも多かった。しかし、最後の最後で自分でご破算に
してしまったような気もするのだが、
今回の山本監督&U-23代表のプロセスは、大昔ほど湿地帯の世代ではない、
今後も続くであろう高原状のそれぞれ世代を、いかに育成し、その世代内で
いかに競争させ、代表チームとしていかに構成し、目標とする大会に向けて
いかに熟成するか、その大いなるシミュレーションとして、徹底して批判的検証を
おこなうべきなのでしょう。

しかし、多くの「ネット言説」、評論家等の言葉よりも、
「スポーツを自分では全くやらない、お茶の間ウォッチャー」である、とうこ
りえサンの評価の方が、鋭いように思うなぁ。
●固定せずに来たメンバー
●念のため、これもこれも・・・
●エンマ帖
●ちらかりすぎではないですか。
●いまだにちらかっているのではないですか。


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