10月1日、川村結花@高台寺
10月1日(金)。
京都は東山山麓、高台寺という寺院で、コンサートが行われた。
パフォーマーは、SMAPのヒット曲、「夜空ノムコウ」の作曲者としても
有名な、川村結花。
高台寺は、私が京都を巡り始めた20年以上前は、非公開寺院で
春秋の特別公開の際に、時々拝観が可能となる程度で、
ある意味では“幻”の名寺院であった。
しかし、今の住職になってかららしいのですが、積極的にオープンに
していく姿勢へと変換。
常時公開を始め、また参道の石段下にある塔頭寺院の円徳院の前、
円山公園から二年坂に続く細い道を石畳を敷き、「ねねの道」として
整備(この整備自身は公共の手になるのだろうが、高台寺の協力姿勢
もあったと聞く)、さらに円徳院境内にも、従来からの文の助茶屋に
加え、美術館や京風雑貨の店やレストランなどを整備した。
さらには、庭園のライトアップもいちはやく始めるなど、
今やイベント寺院とでも言う存在となった。
毀誉褒貶もない訳ではないのだが、よく考えれば、寺院というのは、
江戸時代以前には宗教施設であるとともに、庶民にとっての学校であり、
公民館であり、エンタテインメント施設であり、さらには、
ショッピングセンターや飲食店街といった存在でもあったのだから、
本来あるべき姿になっているのかもしれない。
閉ざされるよりも、開かれる方が良いのは言うまでもない。
さて、そういった開かれた寺院としての高台寺らしく、寺院の一番
中心の空間である方丈にアコースティックピアノが鎮座していた。
周囲を囲み、待つ一同。
私は、川村さんの曲は少ししか知らず、一度ライブに行こうかな、と
思っていたところに、高台寺という特別な場所でのライブということで
良い機会と思い、初めてのライブ経験。
さて、川村結花登場。
弾き語りが始まる。
声がいいなぁ。
ピアノの伴奏フレーズがかっこよいな。
あ、楽曲のフレーズもステキ。
歌詞も、なかなか沁みるものがある。
あ、涙を流している女性がいる。
こんな感想を持つ方も。
曲のタイトルがわからないので、歌詞もわからず、うまく説明できないんですが、
女性の心をくすぐる歌詞を、味わいのある声で、独特の旋律に乗せ、
弾き語る川村さんは、この世代の矢野顕子さんって感じなのでしょうか。
(ちょっと違うかな?)
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