谷村有美『ハートフルなX'mas』
前にも書いたとおり、私がもっとも愛したシンガー
であった谷村有美のクリスマスコンサートが
昨日、クリスマスイブにあった。
ある意味、私の遅めの青春をずっと共に過ごした
アーチスト。“思い入れ”とかいう程度の言葉では
語れない人です。
会場に行くと、うわっ、もう並んでいる、座席指定
なのに。
で、私はと言うと、列には並ばず、顔見知りの
人たちと立ち話。
まあ同窓会のようなものでしょうか。
そりゃ、100本以上も行っていたら、顔見知りも
増えるって。
さて、ライブはと言うと、もともとパフォーマンスが
完璧というタイプの人ではない。
その上、復帰後の活動のペースがブランクが多
すぎて、不安定なこと、この上ない。
まぁ、昨年や六月よりかは、ピアノなんかも、少し
はましになった感じではありますが、それでもミス
タッチも多いし、歌の方もピッチが安定しない部分
も多々。
二曲ほど続けると、三曲目は安定するという感じ
なんだけど、MCで休むと、また不安定になるって
感じ。
パイプオルガンまである異常に立派な会場に、
そしてサポートしていただいた東京クワイヤー
合唱団 KYO(響)の方に申し訳ないなぁという
感じがしないでもない(苦笑)。
うわっ、こんな書き方じゃ、ファンじゃないじゃん。
でもね、でもね、谷村の多くの楽曲は、そして調子
が良くなった時の谷村の声は、やっぱり他のなに
ものにもかえられないんです、私にとって。
今回のセットリストの中では『愛は元気です』とか、
『雪の扉』、『ときめきをBelieve』、『.いちばん大好き
だった』、活動休止後の名曲『フラジャイル』や
『名前のないうた』。
(『サンタをむかえに行く夜』をやらなかったのが
残念ですが)
で、最後のクライマックスで、ハプニング。
谷村ファンにとっても、谷村さん本人にとっても、
とっても大切な名曲『Tonight』の歌詞が吹っ飛んで
しまい、客席とみんなで歌うことに。
冷静に考えるとプロとして情けないハプニングなの
かもしれないが、これがファンの“サポーター心”に
火をつけるかたちに。
いったんはけたがすぐ戻ってきて、「お詫びにもう
1曲歌っちゃおう!何がいい?」と訊かれたら、
この曲しかありません、『FEEL ME』!
さらに『信じるものに救われる』。
「あばたもえくぼ」(悪いところを見ない)ということ
ではなく、あばただらけ(苦笑)だってことはちゃ
んと分かっているんだけど、それでも好きなことは
やめられない、という感じなんだよなぁ。
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