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2005/01/22

神戸住吉山手『旧乾邸』(その1)

神戸の住吉・御影と言うのは、ある意味、日本の
近代高級住宅地の最高峰とでも言える土地である。

朝日新聞社主の村山邸、住友財閥住友本家、日生
弘世邸、大林組大林邸、野村財閥野村邸、日立鉱
山の久原邸、武田薬品武田邸、安宅産業安宅邸、
カネボウ武藤山治邸、さらに住友財閥の大番頭や、
繊維長者、海運長者、灘の酒造会社のオーナーた
ちといった関西、いや日本産業界の大立者たちが
こぞって、この土地に本邸を立てた。
その企業家たちの密度の高さは、東京のどんな高
級住宅街にも負けないものであり、ここには日本
のブルジョワジーの濃密な文化とコミュニティを
があった。
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そして、今でも残っている住宅建築には、たしか
に日本の近代西洋住宅の最高の質が見い出せる。
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