水琴窟コラボレーションコンサート@京都
水琴窟はご存知でしょうか、みなさん。
もともとは、作庭家、茶人、文化人として有名な
小堀遠州の創案した洞水門を原型とします。
その作り方は、小堀家代々の秘伝として受け継が
れてきたそうです。
地中に大振りの甕を埋め、が甕の底に溜まった水
に落下する水当たり内部で反響することによって、
どこからともなく美しい音色が響くという仕掛け。
遠州の後も、甕の胴に通した管から排水し、常に
水位を一定にするなどの工夫がなされ、どんな状
況でも良い音響を保てるようになりました。
しかし、時と共に、甕の中に土砂がつまってしま
い、音がしなくなり、廃れてしまった。
また、都市開発などによって地中に残された甕も
壊されてしまい、そのほとんどが忘れ去られてし
まったという。
しかし、「天声人語」で紹介されたことがきっか
けとなり、「水琴窟」として、脚光を浴び、最近
では、日本各地で再発見・整備されたり、新設さ
れたりしているとのこと。
実際、大原の宝泉院や、妙心寺の退蔵院、東林院
で聴いたことがあるが、その綺羅綺羅しい音色は
ほんと「日本人らしい」美意識を感じさせるもの
ですね。
さて、そんな水琴窟のプロデュース会社ティーズ・
コーポレーションってところが、水琴窟コラボ
レーションコンサート「 邦楽無限響 ~津軽と琉
球の遭遇~」というイベントを行うそうです。
津軽三味線と琉球三線の奏者と水琴窟の音のコラ
ボレーションを、これまた京都らしい空間で展開。
特に、法然院ってのはよさそうだなぁ。
5組10名様の招待もあるそうですよ。
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コメント
我が家の近くのお寺にもあります。
心地よい音たまりません。
こちらの記事読ませてもらって
また聞きたくなりました。
日曜日晴れたら行こう!
投稿: Tak | 2005/02/16 21:05
道楽の極地のともいえる風呂があります。
音色は水琴窟。瓶を5つ埋めて、メロディーがなるようにしています。この図面は、ビルゲイツが自宅を建設する際に、参考に持って帰ったといいます。
いかがですか?
一度ご覧ください。
投稿: 有馬ブログ | 2005/04/20 10:13