『金森穣 no・mad・ic project』@シアタードラマシティ
金森穣 no・mad・ic project
『7 fragments in memory』
【会場】梅田芸術劇場シアター・ドラマ・シティ
【公演日程】3月1日(火) 19:00開演
3月2日(水) 19:00開演
【振付・空間構成・衣裳コンセプト】金森穣
【出演】Noism05
ずっと気になっていた金森穣。
大阪では初の公演だったらしい。
開演前にロビーに、なにやら奇妙なポージングを
した人がいる。
明らかにパフォーマーだ。
開演時間を少し過ぎた頃、そのパフォーマーが、
劇場内にゆっくりと入ってきて、歩きだす。
遅れ目に入ってきた観客と交錯しながら、
突然ダンサー達は人を捜すように名前を叫びながら、
劇場内を走りはじめる。
そして、ダンサーが客席から舞台に上がって、
ダンサーが幕を上げると、そこにはたくさんの電球が
ぶら下がっている。
舞台に散らばったダンサーが、ひとつひとつの電球を腕で
抱えるようにしてピタリと止まる。
あたかもジョルジュ・ド・ラ・トゥールの絵画のように、
人工光源のやさしい光で、陰影も穏やかにダンサーの
顔が照らし出される。
そこから、7つのダンス小品がスタートする。
個々の作品について、私は語る言葉がない。
こういったコンテンポラリーダンスに関しては、
そのパフォーマンスを言葉で表現するのが、
私にとっては、非常に難しいんだ。
ただ、行ってよかった、ということだけは言える。
基本的な要素として、ダンサーの身体表現能力の高さ。
その能力を生かした、コリオグラフ。
さらに、照明の演出が、ダンサーのアクションと非常に
うまく絡み合い、
また、音楽(ミュージック・コンクリートが中心)との連動性が
きわめて高い。
つまり、まとめて言うと作品の構成力の高さ、ということ
になるんだろう。
LaLaLa Human Stepsを見たときの
感激と言うか、感覚とかなり近かったのだ。
明日もあります。
もし、このBlogをご覧になった方。
明日、行っても損はありません。
いや、行く価値があると思います。
ぜひ!
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コメント
これ、面白そうですねー。
ご覧になったんですね、いいなーー。
ワタシも観たかった。。。。
コマって、
「演歌歌手のひとのステージショー」
のイメージが強かったのですが、こういう素敵な
舞台もあるんですね。
またなにかオススメがあったら教えてくださーい!
投稿: はな | 2005/03/03 16:19
金森穣、非常に良かったですよ。
ほんま。
ああ、でも、うまく表現できないんだなぁ、
コンテンポラリーダンスは……。
自分の表現力、ボキャブラリーの少なさが
悔しいっす。
投稿: 六甲びと | 2005/03/03 23:37