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2005/03/14

映画「真珠の耳飾りの少女」in兵庫県立美術館

おおっ!
兵庫県立美術館のホールで、フェルメールを描いた
映画「真珠の耳飾りの少女」が上映されるそうです。
「窓辺で手紙を読む女」が公開されているドレスデ
ン国立美術館展
にちなんでのことでしょう。

DSC03855
↑兵庫県立美術館です

ストーリー】
17世紀中葉、オランダ、デルフトの天才画家フェル
メールの家に使用人として訪れた少女グリート。
つらい労働の日々の中、雇い主であるフェルメール
の作品に目を啓かれるグリート。
その過程の中、フェルメールは、グリートの中にあ
る色彩的才能を発見し、創作助手として、想像力へ
の刺激とする。
あくまでも、雇い主と使用人という距離を保ちつつ
も、色彩・創造についての才能で結びつく運命の関
係に気づく二人。
しかし、そんな二人の関係に嫉妬するフェルメール
の妻、さらにフェルメールのパトロンが、グリート
の立場を危ういものとしていく……。


当時のオランダ、かくありなん、という風にデルフ
トの街を再現する美術セットがまず素晴らしい。
そして、フェルメールの絵画を映画の動きの中で再
現していく、その画面づくりが非常に美しい。
ぼってり唇のスカーレット・ヨハンソン(「ロスト・
イン・トランスレーション」)が、またなかなかの
艶っぽさ。
あと、当時の絵画制作の手法を、綿密な考証のもと、
かなり忠実に再現していて、興味深い。
特に、フェルメールの作品とは切っても切れない関
係にある『カメラオブスキュア』の描き方。
また、市販絵具がないこの時代、特にラピスラズリ
が代表だが、いかに苦労して、顔料から色彩をつく
りだしたのかも、描き出されていておもしろい。

ただし、この映画を見て思うのは、画面の中でどん
なに美しく再現しても、フェルメールの絵にはかな
わないということ。
特にタイトルとなっている「真珠の耳飾りの少女」
(「青いターバンの少女」という方がしっくりくる
方も多いでしょう)に、映画の画面からオーバー
ラップする場面があるのだが、スカーレット・ヨハ
ンソンがどんなにピュアかつ艶やかな雰囲気を醸し
出していても、あの絵画の中の少女にはかなわない。

フェルメールの作品の素晴らしさを、改めて確認さ
させられます。


KEN-Vi名画サロン第19回上映作品
「真珠の耳飾りの少女 Girl With a Pearl Earring」
2002年/イギリス
監督】ピーター・ウェーバー
脚本】オリヴィア・ヘトリード
出演】スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース
   キリアン・マーフィ

【場所】兵庫県立美術館ミュージアムホール
【上映場所】2005年4月8日(金)、9日(土)
【上映時間】10:30~12:10/13:00~14:40/15:30~17:10
【料金】
一般1,300円(前売り1,000円)
大学生1,000円(当日のみ)
小中高生700円(当日のみ)
シニア障害者1,000円(当日のみ)

<本日のTB先>
「真珠の耳飾りの少女」のモデル⇒弐代目・青い日記帳さん
映画感想⇒パウダースプレーさん
映画感想⇒Rabiovsky計画さん
映画感想⇒Movie Lovers さん


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コメント

こんにちは。
TBありがとうございました。

この映画に関しては
拙サイト内に沢山の方の
感想がupしてあります。
それぞれ見方があって
とても参考になります。

http://www.icnet.ne.jp/~take/vermeermovie2.htm

投稿: Tak | 2005/03/16 08:32

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