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2005/05/31

この時期だからこそ、『定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?』

JR西日本の尼崎での列車事故と、まさしく時を
あわせたかのような恐ろしいような偶然のタイミングで、
文庫化され、いま店頭に平積みされている。

『定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?』
(新潮文庫)
三戸祐子著
2005年5月発行
税込価格 : \620

基本的な研究姿勢は、カルチュラル・スタディーズ。

いま、日本という文化圏において、当たり前と思われ、
実践されている、そして実は他の文化圏とはズレの
ある、鉄道の「定刻発車」という行為の、その背景と
なる価値観や社会的環境・習慣と、それを実現化する
社会システムを詳細に著述していく。

特に、本書で刺激的なのは、表題の「定刻」だけ
ではなく、首都圏や京阪神エリアでの列車の
おそるべし密度と速度の中で「定刻」を維持せざるを
得ない社会環境について触れた第3章だろう。

ここの見直しをこそしなければ、今回の事故は、
またどこかで起こってしまうかもしれない。
JR西日本にのみその責を負わせて、社会、世間、
ユーザーの鉄道に対する過剰な要求について
自覚的にならなければならない。

著者本人による書籍紹介はこちら

<本日のTB先>
本書を紹介されている方々は以下のとおり
石臼挽き茶葉の苦みさん
書店員失格さん
快走ARUKAKATさん

特に詳細に書評をされている
書評という名の自己主張さん

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 ――君のところでは列車が遅れると社員を死刑にするのか?  鉄道の国際会議があると、日本の鉄道人はこうきかれるそうである。日本の鉄道の正確さが世界的に驚きをもって迎えられているひとつの証拠である。  我々日本人は、ものの5分も列車が遅れると「なんだどう...... [続きを読む]

受信: 2005/05/31 17:33

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