神戸風月堂サロン講座「街の記憶と建築」
ゴーフルで有名な洋菓子店、神戸風月堂が、
神戸風月堂サロン講座として、毎月、神戸阪神間の
文化風物についての講演会を開催している。
第141回 神戸風月堂サロン講座
「街の記憶と建築
神戸栄光教会における建築創造の意味」
【講師】安田丑作神戸大学工学部教授(建築・都市設計学)
【開催日時】7月16日(土)午後2時30分~午後4時
【開催場所】神戸風月堂本店地下ホール
神戸市中央区元町通3丁目3番10号
【参加費】2,500円(お茶とお菓子付き)
【アクセス】JR・阪神、元町駅から徒歩約5分
神戸の街のイメージを形成するのに、多くの洋風建築
が寄与してきた。
その中でも教会建築というのは、神戸の点景として、
その風土と文化を象徴するものであった。
しかし、震災によって、こういった当たり前に思っていた
風景が、短期間でまったく別の姿に変わってしまう。
こういった“街の記憶”を断ち切ってしまう変化は、
この街に住む人々のこころの連続性を失わせて
しまいかねない。
そんな中、神戸栄光教会は、震災後10年を経て、
倒壊前の姿を再現して、再建された。
この事例を中心に、“街の記憶”を呼び起こす、
建築の復元的再生の力を、都市景観形成を専門と
する神戸大の安田先生が講義する。
私にとっては、神戸の歴史を改めて知り、「高い」街
イメージを形成することに寄与した街並みを構成する
建築物の保存運動に参加したりするのと、
神戸に本拠地を置くサッカーのトップチームである
ヴィッセル神戸やTASAKIペルーレ、ラグビーのトップ
チームである神戸製鋼やワールドを応援するのとは
ダイスキな神戸をよりよい街にする、その良さを守る
という点で、等価であるのだ。
<本日のTB先>
神戸栄光教会の完成記念音楽会を報告されておいでの
蔵の中の独り言さん
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
この度は、TBしていただき
ありがとうございましt。
渡したい夫婦にとって、この”神戸栄光教会”は、結婚式を執り行ってくれた
大事な教会であり、また、”洒落た街、神戸”においてもシンボル的な建物だと
おもっておりますが
やはり、10年前の教会の方が
趣もあり良かったとは、思うのですが
今の教会は教会で、10年前のものとは比較にならない程に、進化しており
例えば、礼拝堂一つにしましても
その2階西側に設置されたパイプオルガンが
反響することを念頭において設計されたそうです。
http://www.citydo.com/photo/hyogo/060.html
投稿: NINJA | 2005/05/31 22:12