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2005/05/10

「自然をめぐる千年」展@愛知県美術館

大塚愛のライブのあった愛知県芸術劇場の入っている
愛知県芸術文化センター内に愛知県美術館がある。
5月8日(日)で会期終了してしまったが
「自然をめぐる千年の旅―山水から風景へ―」展が
開催されていたが、なかなかに素晴らしい展覧会でした。

絵画、工芸品などの日本美術が、いかに自然をとらえ、
どのように表象してきたかを、奈良時代から昭和までの
名品によって辿る、という企画。
さすが、万博記念特別展と言うこともあり、その企画意図に
たがわず、国立博物館所蔵作品を中心に、すばらしい名品
が一堂に会するもの。
前半/後半で展示替えや期間限定展示があったので、
見れなかった作品もあったのだが、それでも質の高いものが
非常に多かった。

●蓮唐草蒔絵経箱(奈良国立博物館蔵)
●信貴山縁起絵巻「山崎長者(飛倉)の巻」
●天橋立図(雪舟)
●四季山水図屏風(雪村)
●高雄観楓図屏風
●牡丹孔雀図(円山応挙)
●果蔬涅槃図(伊藤若冲)
●不忍池図(小野田直武)
●江の島図・愛宕山から品川沖を望む(高橋由一)
●湖畔(黒田清輝)
●切通之写生(岸田劉生)
●行く春(川合玉堂)
●明治風俗十二ヶ月(鏑木清方)
●生々流転(横山大観)
などなど、普通だったら一緒の展覧会には出ないであろう
名品が一気に一箇所で見れたのは、本当に素晴らしい。

個人的には、花鳥画や工芸作品で描かれる動植物類で
はなく、四季による風景の変化と、それにともなう日常の
情景、季節の風物を描く、四季絵・月次絵、風俗画に
描かれた自然景観の方が好きである。
この四季の季節感の表現と、季節行事に集い、楽しむ
群像の姿態や風俗の描写は、たしかに日本美術に
特徴的なものと言ってよく、これらの絵を読み解いて
いくことが日本絵画を見る楽しみの大きなひとつと
言えるでしょう。

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さて、少し参考になる書籍を紹介しようと思う。

「風景の発見」 朝日選書/内田 芳明 (著)

「風景」と「景色・景観」の言葉のニュアンスの違い
から、日本人が、絵画や文学の中に、現代的(かつ
西洋画的)な新しい自然の見方=風景概念を、
いかにして身につけるようになったのか。
その概念の整理と、その受容過程での日本の
表現者たちの試行錯誤を、高橋由一や外光派の
絵画表現、徳富蘆花や国木田独歩、夏目漱石、
白樺派、志賀重昴らの作品を引用・説明しながら
丁寧に述べていく。


<本エントリーのTB先>
本展覧会に行かれて、感想をUPされているみなさん
観劇の日々さん
微かな秋から始まるさん
SAISON de LYCEE(セゾン・ド・リセ)さん
Aerial Boundariesさん
SENさん

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