なんと、イサム・ノグチ展@今秋です!
岡本太郎と並んで、私が強い関心を寄せている日本の
現代芸術家、彫刻家のイサム・ノグチ。
(もちろん、“日本”の現代芸術家という表現が、
彼にふさわしいかどうかは、保留しておくべきですね。
彼は、国籍は日系アメリカ人であり、純粋には“日本の”
とは言えない訳で)
晩年、彼は、香川県の牟礼町に、すごしており、その
住居が、イサム・ノグチ庭園美術館としてオープンされて
います。
ここは、彼の150点あまりの彫刻作品はもちろんのこと、
古民家から移築した住居棟や蔵(これらが、展示空間と
なっています)、さらに彼がデザインした彫刻庭園などが
一体化した、ノグチの作り出したトータル環境作品と
なっており、本当に素晴らしい美術館です。
ですが、毎週火・木・土曜日の3日間、一日3回一回に
つき定員20名程度の予約観覧のみということで、
実際に行くのは、なかなか大変。
ということで、「イサム・ノグチ展」です!!
札幌市のごみの埋め立て地であったこの土地を、死去の
1年前1988年に紹介された、イサムが、生涯のテーマとした
「大地の彫刻」を最後に実践するにふさわしい場として、
マスタープランを担当した「モエレ沼公園」。
彼の意思を受け継いで、20年弱にわたって、静かに造園が
続けられてきましたが、いよいよ今年の秋、完成します。
イサム・ノグチ最大級の作品として、世界的にも注目されています。
その完成を記念して、札幌での開催に続いて、
東京都現代美術館で開催されるそうです。
【開催日】2005年9月16日(金)~11月27日(日)
【開催場所】東京都現代美術館
【開催時間】午前10時~午後6時
【休館日】月曜日
※ただし9月19日、10月10日は開館、翌火曜日休館
【前売り券料金】一般:\1,100
大学・専門生:\700
中高65歳以上:\400
【アクセス】
営団地下鉄半蔵門線清澄白河駅より徒歩約10分
都営地下鉄大江戸線清澄白河駅より徒歩約15分
営団地下鉄東西線木場駅より徒歩約15分
「木場駅前」バス停から都営バス「業平橋」行きで
「東京都現代美術館前」下車すぐ
↓イサムの刺激的な生涯を描いた評伝はこちら
「イサム・ノグチ―宿命の越境者」(上)(下)2巻
ドウス昌代著、講談社
価格:各巻¥2,100 (税込)
<本エントリーのTB先>
本展覧会をいちはやくご紹介されている
徒然と(美術と本と映画好き...) さん
each boom さん
モエレ沼公園を訪ねたenchante + blogさんに
marimo cafe さん
My Favorite Thingsさん
モエレ沼公園のVR映像をアーカイブされている
Quick Time VR HD Blogさん
「イサム・ノグチ -宿命の越境者-」を紹介されておいでの
UnoMinのイギリス生活さん
CasaBRUTUSの特集ムック「彫刻家イサム・ノグチ」を
紹介されているBLOG.arcstyleさん
イサムの作品も出展されていた、昨年の横浜美術館
「イメージをめぐる冒険」に関連してのイサムのエントリーの
Innocence--artscape blog--さん
昨秋の「イサム・ノグチ、ランドスケープへの旅」展を
紹介されているパリノルール blogさん
札幌の大通り公園のBLACK SLIDE MANTRA を紹介されている
Not A Little Girl Anymore-愛すべきもの達さん
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