元ラグビー日本代表監督の平尾誠二さんの講演会に行ってきました
某日、某所で開催されたセミナーで、神戸製鋼ラグビー部GMの
平尾誠二氏(元ラグビー日本代表監督)の話を聞いてきました。
その概要を、自分なりにまとめてみました。
1.最近のスポーツの動向は、個人競技では上手にチームを組み
(例えば、Team北島)、その一方では、チーム競技が個人に
走り、チームとしての構成が難しくなってきている。
2.最近の選手は弱くなったと言われるが、けっしてそんなことはない。
これまでと同じ対応、コーチングが難しくなってきているから、
指導者(チームリーダー)が弱くなったと表現しているだけだ。
3.最近の選手の特徴を一言で言うと、低反発で連鎖しないということ。
1)低反発とは?
昔の選手(我々の世代)は、練習で「そんなこともできへんのか!
アホ!ボケ!カス!死ね!」と怒鳴られたら、「なにくそ!うるさい
わい!!」と反発し練習し、できるまでがんばろうと努力した。
しかし、最近の選手に対して、「これはダメ!そんなこともでき
へんのやったらもう練習に来なくていいわ!!」と言うと、翌日
から本当に来なくなる。
そういった今の選手に対してどうすればいいのか?
「お前スジがいいねんからもう少しやってみたら?今のプレーは
良かったね!!もう一回がんばったらもっと良くなるよ!!」と
いった、ある意味おだてるようなコーチングが有効。
2)連鎖しないとは?
昔の選手(我々の世代)は試合で負けると、ロッカールームで
誰かが悔しくて泣き出して、それが連鎖し全員が泣いていた。
そして最後は、「みんなっ、次はがんばろうぜ!オーっ!!」と
いう感じで、チームとしてまとまっていった。
しかし、最近の選手は試合で負けると、ロッカールームで誰かが
悔しくて泣き出すところまでは同じだが、その泣いている選手の
横で、「今日のパスうまいこといったやろ!練習がんばったから
なぁ~!!」といった感じで笑っている選手がいる。
よって最後に、みんなで「次はがんばろうぜ!オー!!」とは
ならない。
でも、これも低反発と同じで、「お前ら悔しくないんか?何で負け
たんや!?」などと怒っても、彼らに対しては、有効ではない。
「たしかに、あのパス良かったなぁ~!!でも、次の試合では
ここをこんなふうにできたらもっと良くなるし、チームも勝てるで」
てなコーチングをすると、一生懸命練習するようになる。
という感じの講演でした。
伏見工業、同志社大学、神戸製鋼、日本代表を通じての選手としての
平尾さんは、ラグビーファンにとって本当に素晴らしい時間をつくって
くれる人でした。
プレーヤーとしてチームの中でのプレイング・リーダーとしては、本当に
素晴らしい存在だったのですが、日本代表監督としての平尾さんの
実績は、なかなか評価の難しいところです。
1999ラグビーワールドカップ・ウェールズ大会では、その結果を、結局、
素の力というところに還元せざるをえなかった、ということで、ファンの
失望を招いてしまったことは否めません。
で、今は、平尾さんは、強化の現場からは一歩引いて、2011ラグビー
ワールドカップの日本誘致の招致実行委員会ゼネラルマネージャー
です。
ファンの間でも、ワールドカップの日本開催には、賛否両論あるの
ですが、私は素直に日本で大好きなラグビーの最高峰の大会を見て
みたい。
ということで、今回の役目は、きっちり果たしていただきたいもの。
がんばってください。
私も、一ファンとしてできることはやります!(^^)
<本エントリーのTB先>
ラグビーワールドカップ誘致実現に向けて、開催地決定までの
カウントダウンに向けて盛り上げようとされている
RWC2011日本招致組合 Blog byJRSさん
JRS OFFICIAL BLOGさん
BLACK JU●ILOさん
ら ぐ び ー あ に ま るサン
やまけんのひとりごとサン
NO SIDE~ラグビーと音楽を愛する30代に捧ぐ~ さん
ノーサイド「大元よしき」二本目ラガーマンの挑戦!さん
平尾さんご自身の「平尾誠二の2011ラグビーW杯日本招致ブログ」
では、最新エントリーで、「ラグビーワールドカップを日本に呼ぼう!
全国からのラブコール大募集」をされていますので、TBしておきます。
さらに、あの伝説の最強ロック林さんもBlogをされているので、
最新エントリーにTBだ!
で、多分、別の機会だと思いますが、平尾さんの講演会を発見した
トミーのラグビーてんこ盛り!さん
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コメント
こんばんは、大元です。
TBありがとうございました。
ラグビーの世界最高峰の大会を見たいですね。
投稿: 大元よしき | 2005/08/12 23:00
お久しぶりです。僕のブログを開設した初期にお目にかかりましたよね。おかげさまでそれなりのブログにすることが出来ました。
現在『COME ON 2011 カウントダウンプロジェクト』というものをやっております。もしよろしければ、この企画に参加いただけないでしょうか。詳しくは僕のブログに記してあります。どうぞ、宜しくお願いします。
投稿: 南村 | 2005/08/13 00:24