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2005/09/05

澤野工房が主宰するコンサート『アトリエ澤野コンサート2005』今年も開催

「JAZZの楽しさ・親しみやすさを多くの方にお届けしたい」を
合言葉に、大阪・新世界と言う、JAZZとはまったく無縁と
思われていたような場所を本拠として、優れたジャズアル
バムを送り出してきた澤野工房

<いちど、お話をうかがったことがあるので、その経緯を
 以下にまとめてみます>
澤野工房は、もともとは大阪の新世界にある「さわの履物店」
という老舗の履物屋さん。ここの4代目の若旦那(^^)、澤野
由明さんは、ものすごいジャズ好きだった。
で、澤野さんは履物屋は継いだのだけれども、「やっぱり
ジャズにかかわる仕事もしたい」と思い、日本のジャズ盤を
輸出する澤野商会を設立し、二足のわらじを履き始める
(弟さんが、フランスへ移住したのがきっかけだったとか)。
輸出業が軌道に乗り始めると、こんどは、弟さんを窓口に
日本ではあまり知られていなかったヨーロピアン・ジャズ
の作品を輸入販売するようになった。
アーチスト&作品選択の基準は、「自分が聴きたい作品」
ということ。
関西を中心に知り合いのレコード店に少しずつ置いてもらった
ところ、徐々にジャズファンの間で評判になり、
通信販売も展開し、全国へと販路を広げる。
勢いにのって、98年に「澤野工房」と社名変更し、ついには
廃盤状態の名盤の原版権をとり制作販売にまで手を出す
ようになった。
優れた音源のみを厳選し、幻の名盤と言われている作品は
可能な限りオリジナルに近い形で復刻。
特に、紙ジャケットの再現性の高さは評判だ。

さて、そんな澤野工房が、その活動の発展形として、
コンサート主宰に乗り出した。
最初は、中之島の中央公会堂のリニューアル・イベントの
一環として行われた2002年のコンサートが始まりでした。

当初は、公会堂のリニューアル記念の一度っきりのお祭りの
はずだったのですが、CDとは違うライブ演奏の素晴らしさを
澤野さんご本人も再認識され、ジャズ文化の情報発信の場と
して続けていくことを、決断されました。

それが、「アトリエ澤野コンサート2005」

大阪公演は、
日時】12月1日(木)19:00開演
会場】なんばHatch
料金】全席指定\6,500(1ドリンク付)
出演アーチスト】
■ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ guest:フラヴィオ・ボルトロ(tp)
ジョバンニ・ミラバッシ(p)/ジルダ・ブクレ(b)/ルイ・ムタン(ds)
■キヨシ・キタガワ・トリオ
北川 潔(b)/ケニー・バロン(p)/ブライアン・ブレイド(ds)

東京公演も決定だ。
日時】12月3日(土)17:00開演
会場】すみだトリフォニーホール・大ホール
料金】S席 \6,500/A席 \5,500

あ、谷村のクリスマスコンサートと同じ会場だ。

道楽を追及し、それを仕事としても成就させている澤野
さん、ほんとにすばらしく羨ましい人生だ。
もちろん、実際のみちのりは、そんなに簡単なものでは
なかったはずだ。
しかし、澤野工房のことを語る、その口調には、愛と熱が
あふれ、聴いているこちらまで幸せになる感じだった。

<本エントリーのTB先>
澤野工房の作品を順次紹介されておいでの
ジャズCDの個人ページBlogさん
昨年のコンサートのもようをレポートされている方々
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コメント

トラックバックありがとうございました。

今年の澤野コンサートももちろん行く予定です。
ミラバッシももちろん楽しみですが、今年は北川潔トリオでブライアン・ブレイドが見られそうなので更に楽しみですね!

投稿: のいち | 2005/09/08 00:54

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