残念ながら建築博物館ギャラリーの方は終わっていますが、『建築家 清家清展』です
ネスカフェ・ゴールドブレンドの「違いのわかる男」のCMにも
出演するほど有名な建築家であった清家清氏が、今年の4月に
86歳で亡くなった。
3月の丹下健三に続いて、建築界の巨人が亡くなった訳だ。
しかし同じ巨人とは言え、実際手がけた作品は、国家的
プロジェクトの多かった丹下とは違い、小品が多い。
神戸では、以前、ちょっとふれた華道小原流家元の小原流家元会館・豊雲記念館があるが、なんと言っても代表作は戦後日本住宅史に残る名作といわれる「私の家」。
清家が1950年代から設計した一連の住宅は、障子や畳、欄間と
いった伝統的な日本建築のエレメントを、近代建築の技術や手法と
見事に調和させてモダンな住空間を生み出した。
中でも、自宅として設計した15坪ほどの小さな住宅は、さまざまな
実験的試みが詰め込まれており、その後の日本の住宅設計全般に
大きな影響を与えた。
そんな「私の家」をテーマにした展覧会が汐留で開催されている。
建築家 清家清展「≪私の家≫から50年」
【開催日】~2005年9月25日(日)
【開催場所】松下電工 汐留ミュージアム
【開催時間】午前10時~午後6時
【休館日】月曜日
【入館料】一般:\500
大学・高校生:\300
小中生:\200
【アクセス】
JR・東京メトロ・都営地下鉄「新橋」駅より徒歩5分
都営地下鉄「汐留」駅より徒歩1分
清家の家づくりの知恵の集大成はこちら。
<本エントリーのTB先>
本展覧会のシンポジウムを聴講され、その報告をされている
Y'not Report Revivalさん
toshixpress さん
展覧会に行かれて、その感想などをエントリーされている
日毎に敵と懶惰に戦うサン
secret of annexe2さん
清家さんに追悼の言葉を述べられている
K’s Mansion Diaryさん
GAEAさん
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コメント
道楽達人さま
リンクはっていただいてありがとうございます。長期にわたった展示も本日でいよいよ終わりです。ホントにたくさんの若い人たちでにぎわっていて、今の世代でも十分に新鮮で、学ぶべきことの多い展示でした。
投稿: reikoyama | 2005/09/25 11:30