今週末以降、いろいろありますが、なにをおいても「仲秋の名月」です
さて、サッカーだったり、美術展だったり、舞台だったり、と
忙しい私なのですが、ちょろちょろと触れているように、
寺めぐら~、京都めぐら~でもあります。
で、9月の寺、京都といえば、なにを置いても「仲秋の名月」
の観月会です。
太陰暦、つまり昔の暦では、1~3月を春、4~6月を夏、
7月~9月を秋、10~12月を冬となっています。
で、よく言われる「仲秋の名月」ですが、中秋というのは
「秋」の「中」の月、つまり8月のことです。
太陰暦では、月始めが新月、真ん中の15日目が満月、
ということなので、旧暦8月15日が、仲秋の満月となる訳
ですな。
で、しかも、この仲秋の頃が、一年の間で一番空気が澄ん
でいて月がきれいに見えるということで、この時期に、名月
を愛でる席を設けることとなったとのこと。
ただ、どうなんでしょうね。
昔の仲秋の時期はめっきり秋めいた気候だったのでしょうが、
最近は、9月もまだまだ残暑という感じで、10月の方が秋め
いて、観月会にはふさわしい感じがしています。
あと、日本では完全なる満月だけではなく、少し欠けた「十三夜」
の月を愛でる習慣があります。
「十五夜」と「十三夜」はセットで愛でるものとされ、片方だけを
観ることは「片見月」として嫌われていたとのことです。
で、京都の観月の名所といえば、なんといっても嵯峨野の大覚寺。
嵯峨野御所と呼ばれ、仁和寺、青蓮院などと並び、門跡寺院の
中でも、格式が高いお寺。御所風の寝殿造りのたたずまいが、
あたかも平安時代の貴族の世界を醸し出してくれる。
大覚寺平成17年観月の夕べ(お月見)のご紹介
日時】 9月16日(金)~18日(日)の予定17:00~21:00
場所】大覚寺五大堂、大沢池一帯
料金】大沢池畔へは、夜間特別参拝料として、
大人500円・小中高生300円が必要。
アクセス】京都市バス「大覚寺」バス停下車すぐ
JR山陰線「嵯峨嵐山」駅より徒歩約15分
さらに、大沢池には、龍頭船と鷁首船といった屋形船3隻を
浮かべ、池を一周しながらお茶をいただきながら、水面に
浮かぶ名月を愛でることができる。(約15~20分)
料金】茶席券/船席券 1200円
また、大沢池の側に建てられている望雲亭のお茶室や、
大沢池の近くに設けられた立礼のお茶席でも、名月を
望みながらお茶を楽しむことが出来ます。
料金】席券/立礼券 各600円
ここは、一生に一度でも良いですから、日本人ならば、
行っておく価値はあると思いますよ、ほんと。
続いて、上賀茂神社の「賀茂観月祭」。
上賀茂神社の神苑内、外幣殿で行われる観月の催し。
舞楽・謡曲などの奉納も行われ、今が平成という時代である
ことを忘れそうです。
日時】9月18日(日)
観月祭(17:30頃~)
舞楽の奉納(18:00頃~)
場所】上賀茂神社境内
料金】境内無料
アクセス】京都市バス「上賀茂神社前」「御薗口町」下車すぐ
また、下鴨神社でも「名月管弦祭」が行われます。
糺の森を流れる御手洗川の橋殿(重文)を舞台に、神事の後、
古式ゆかしい舞楽や十二単(ひとえ)の王朝舞、管弦楽などが
二時間にわたって奉納されます。
日時】9月18日(日)17:30~
場所】下鴨神社境内
料金】境内無料、お茶席1,000円
アクセス】京都市バス「下鴨神社」下車すぐ
京阪「出町柳」駅下車徒歩5分
北野天満宮のとなりにある平野神社でも、「名月祭」が開催。
神前にずいきや里芋、月見団子などをお供えして神事が
行われた後に、こちらも琴や尺八の演奏などの奉納行事が
行われます。
日時】9月18日(日)神事は18:30~
場所】平野神社境内
料金】境内無料、抹茶接待300円
アクセス】京都市バス「衣笠校前」下車すぐ
観月茶会というものも、各所で開催されます。
代表的なものとしては、妙心寺の退蔵院。
精進料理をいただきながら、ライトアップされた昭和の名庭「余香苑」
庭園と、名月を愛でることができます。
また、かくれ茶席である「囲の席」も特別公開されます。
日時】9月17日(土)・18日(日)16:00~
場所】妙心寺退蔵院
料金】9,000円(税込み)
アクセス】JR山陰線「花園」駅下車徒歩3分
また、高台寺でも「秋の夜の観月茶会」が開催されます。
満月時期に限らず、期間中の金・土・日曜日に開催です。
呈茶、高台寺「羽柴」での点心、高台寺と圓徳院の庭園観賞、
高台寺「掌美術館」の見学、石塀小路でのコーヒー又は紅茶の
接待などがセットになっているそうです。
日時】9月9日(金)~10月2日(日)受付16:00~18:00
場所】高台寺
料金】5,500円(申し込みは参加前日の午後4時まで)
アクセス】京都市バス「東山安井」バス停下車徒歩5分
阪急「河原町」駅・京阪「四条」駅下車徒歩15分
そのほか、東寺宝物館特別公開、二条城本丸特別公開、
青蓮院の本尊特別公開、大徳寺本坊の曝凉展、銀閣寺の
本堂・国宝東求堂・弄清亭秋の特別公開、仁和寺霊宝館
秋季名宝展などなど、 スケジューリングが大変だなぁ。
<本エントリーのTB先>
一昨年の大覚寺での観月会を紹介されておいでの徒然にサン
京都人ブログさんも、観月イベントを紹介されていますね。
*** Life Style ***さんは、月頭の大覚寺と大沢池のようすを
写真で紹介されています。
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コメント
初めてのメール。私も絵を描いています。お時間あればゼヒゼヒホームページとブログへお越しください。一期一会の「会」を「絵」に代えたページです。
投稿: 山口ももり | 2005/09/16 08:17