スポーツチームのビジネスモデルを、リバプールを例に見てみよう(3)
③“Sponsorship”
(同じく1ポンド=200円で換算してみます)
いわゆる、クラブスポンサーの広告料です。
基本は、ユニフォームの胸に掲出されるメインスポンサー。
リヴァプールの場合は、カールスバーグ。
さらに、ホームでの看板掲出であるとか、インタビュー時の
バックボードに企業ロゴが掲出されるとか、細かいスポン
サーまでいっぱいあるわけです。
これらの総体で、2003年は1571.7万ポンド(約31億円)、
2004年は1730.8万ポンド(約35億円)。
2004年に、チャンピオンズリーグの予備予選進出の成績を
おさめたので、ボーナスが出たようです。
なお、メインスポンサーのカールスバーグは契約期間が満了
しましたが、無事契約更新。
今年も、そのままですね。
メインスポンサーの契約が切れて、更新されないと、これは
クラブにとってはほんと大ピンチなんですよね。
逆に、マンチェスターユナイテッドなんかは、日本企業の
SHARPがメインスポンサーだったのですが、契約期間終了
にあたり値上げをして、Vodafoneへ乗り換えた、ということ
もあります。
契約料は、年間18億円とも言われています。
チェルシーなんかも、エミレーツ航空になりましたが、
ここも契約料が跳ね上がったそうです。
一方、スペインのバルセロナなどは、ユニフォームスポンサー
を取らないことで有名。
ユニフォームに下手な企業の名前が入るくらいなら、その分
ソシオが出してやる!という気概のようです。
ですが、最近、とうとう募集をした、という話も聞こえてきて、
一時期、2008年の北京五輪の広告が胸に入る、とかいう
噂も流れました。
もし、本当にそうなったら、なんかいやな感じですね。
それはさておき、この項目は、クラブとしては、ほんま努力
のしがいのある項目。
そのために、スポンサーリレーションシップ担当が、必死で
スポンサーのつなぎ止め、新規開拓を行っています。
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