痛い、痛い。今日の「1リットルの涙」第7話は、痛すぎます……。
「1リットルの涙」第7話……。
今日は、痛い。
正直、痛い。
心が痛い。
痛かった。
今までは、家族、学級内、同級生までだったのが、同級生の
親、学校にまで影響が広がり、その結果、亜也をめぐる視線
も厳しいものになってきた。
ドラマの中の、それでもまだ比較的穏やかで亜也に対して優
しさのある状況から、現実社会でいかにもありそうな、亜也に
対する他人事で冷たい態度が描かれている。
保護者会での心無い発言に、また歴史の先生の無神経な
一言に、むき~(;`O´)oとなるのは、事実。
しかし…、
痛い。
ちょっと、まだ整理がつかないよ。
わからんよ。
あそこで、嫌~な態度をとっている人たちも、決して自分から
望んでいる訳ではなく、いやおうなく競争社会の中で生きる
ことを要請されている、ふつうの人たちだ。
彼らも、必死で生きざるを得ない。
必死で、自分の子どもたちに良かれと思うことをせざるを得ない。
視野が狭いということは否めないが、自分の子どもたちの未来
のために、少しでも良い環境、良い条件をそろえてあげたい、と
思っているだけだ。
実は、それは潮香や瑞生が、亜也に対して、思っていることと
根にある気持ちは変わらない訳で。
しかも、それはことさら自分の子どもだけ、特別扱いをしろと言っ
ているのではない訳で。
100%のわがままではない訳で。
だから、彼らが100%悪い人だとは、私には決して言えない。
だからこそ、痛い。
あのような態度、もしかしたら自分もついついしてしまうかもしれ
ない。いや、間違いなく、少なくとも過去は、してきただろう。
なまじっか、それなりに学校の“お勉強”ができたタイプなだけに、
自分では気づかないうちに、絶対にそういう態度とってきただろう。
だから、
彼らだけを批判して、悪者にしておいたら良いのではない訳で。
痛い。
痛いよ。
自分の心が痛いよ。
一直線でスピーディーに生きることにこそ価値を見出される現代
社会の中で、残念ながらやや“足の遅い人”(比喩です)であれ
ばあるほど、余計に急いで生きようとすることが多い。
そして、余裕がなくなり、自分よりさらに“足の遅い”人を邪魔に
しがちだ。
(もちろん、本当にゆっくりと歩く人生の中に光るモノを発見でき
た人もいるが)
それは、“邪魔”にしてしまう彼らだけを批判すればよいのか?
違うよね。
社会の価値観の方にも問題があるよね。
もちろん、「社会が悪い」なんて、おおざっぱな言い方だけでは、
何も解決できないのだけど。
どうしたら、自然に「共生社会」(この言葉、手垢がついてしまって
いるけど)を築けるのだろう。
少々の不便や遅れを気になどせずに、お互いを気遣いあうことが
できる社会にできるのだろう。
痛いよ。
PS:前回とあわせて、もう少し考えて、またエントリーします。
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コメント
TBありがとうございました。
亜也の気持ち、潮香の願い、全てわかるだけに、保護者会は厳しかったです。
限られた命の望む所は叶えてあげたいと、またもらい泣きしていました。
投稿: mari | 2005/11/23 04:44
うんうん、痛いです・・・・・・
リアルな描写をリアルと感じるという事事態、自分にも心当たりがある訳で・・・
毎回、このドラマを見ては「自分はどうだろう?」「自分ならどうするだろう?」と自問自答ですが答えは出ませんです。
投稿: まこ | 2005/11/23 14:41
TBありがとうございました。
自分にも起こりうるというか
実際体験したこともある
(まわりに障害のある人がいる環境とか)
話なので、いろいろと考えながら見ています。
ただ、どんな状況であっても
あの歴史の先生の言葉だけは
許せない自分がいます。
生徒が言うのは仕方ないことかもしれないけど
教師でああいうこという人がいるというのが
残念でした。(といいながら現実には
あるので悲しい限りです)
投稿: ぼん | 2005/11/23 23:33