いよいよ、明日「1リットルの涙」最終回。サブタイトルは「遠くへ、涙の尽きた場所に」。・゚・(つД`)・゚・。
いよいよ明日です。
フジテレビ/関西テレビ系列ドラマ「1リットルの涙」の最終回。
第11話のサブタイトルは、「遠くへ、涙の尽きた場所に」。
主題歌であるKの「♪Only Human」
その歌詞の
苦しみの尽きた場所に 幸せが待つというよという部分と重ねたような、このタイトル。
もう、このタイトル見ただけで・・・・・・。
さて、
「日経エンタテインメント!」の最新号での「1リットルの涙」に
冠する記事の内容を、紹介したいと思います。
まず、15%前後で推移してきた本ドラマの視聴率ですが
強力な裏番組が並ぶ火曜21時台で、属性別に見ると10代男女や20~40代の女性の視聴率が最も高いなど、健闘しているとのことです。
たしかに、フジテレビの公式サイトの視聴者からのメッセージ
を読んでいても、意外なほどに10代の子からの書き込みも
多くあります。
このドラマを見て、命とはとか、生きるということについて、
若い子達が考えるきっかけになってくれれば、と思います。
そして、本ドラマの企画意図として、企画を担当したフジテ
レビの関谷正征さんの
原作の手記を読んで、その文章に感動しました。こんな素敵な言葉の行間をドラマ化したいと思ったのがきっかけです。そこで、医療以外にも家族、青春という柱を立てて、それぞれに中心的な人物を配し、なぜ原作のような言葉が出てきたのか。その心の動きをじっくり描くことを考えましたという言葉を紹介しています。
また、本ドラマの演出方法の特徴として、
不治の病に侵された女の子を主人公にした、いわゆる難病ものだが、このドラマの特徴は病の進行をドラマチックに描く作りにしていないところだ。例えば、CM直前に病状が急変するようなあざとい演出はあえて避けている。と述べている。
たしかに、亜也の病状について、ことさら大げさな変化は
描いてきていない、どちらかと言うと、淡々と描いている。
数ヶ月とか、一年とか、ドラマ内の時間が飛んで、症状が
いきなり進んでしまっているということはあっても、急激な
変化は、前回10話のラストの肺炎の場面ぐらいだ。
もちろん、この病気そのものがそういう特徴を持っていると
いうのも事実でしょうが、徐々に進行する病状を一段階一
段階(抵抗しつつも)受け入れて、前向きに生きようとする
亜也のココロと、その亜也のココロを感じ取り、理解し、そこ
から得た何かで自らも変化していこうとする、周囲の人の
感受性とそれに基づく思いの力を描くと言う企画意図的から
も、そういう病状の表現は避けたのでしょう。
それは、成功したのではないかと私は思います。
そして、明日に迫った最終回に向けて
関谷氏は「ラストは人のために何ができるかをずっと考えてきた主人公の思いを伝えたい」と語っています。
亜也の死までは描かないで、という声もあるようですが、
このドラマの場合は、ちゃんと死まで描ききることが
良いのではないか、と思います。
もちろん、その場面では大泣きすると思いますが。
予告編にもあった亜也の「役に立ったんだ」というせりふを
通じて、死を超えても、その思いがどのように昇華された
のかを、きちんと描ききることを期待したいと思います。
<本エントリーのTB先>
お父様が同じ脊髄小脳変性症でお亡くなりになったという
アンナdiaryさん
ドラマの森・ブログレビューさんは、
私としては精一杯行き続けた亜也の姿だけを見ていたい気がします。ここは、私と意見が違いますね。
死の瞬間はこのドラマには不要ではないでしょうか。。
そういう考え方もあるのは理解します。
strの気になるコトさんは、
このドラマを観ていると。。と。
このドラマの感想を書いていると。。
自分自身の文章力のなさを痛切に感じる。
伝える言葉を探すことを、すぐに諦めてしまう自分を感じる。
もっとこのドラマで感じたことを伝えたいのに。。
感動を言葉にして表現したいのに。。
これ、同じ気持ちです。表現能力無さすぎです、オレ。
The Natsu Styleさんのところは、70以上ものTBが集まって
いるので、みなさんの意見を見るのに良いですね。
病気と戦った「亜也の生き様」の最後その通りです。
ここまでドラマを見守ってきた人が、それを見逃す事はもう少しも許されないと思います。
見守りましょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは TBありがとうございます。
アンナです。。。
いよいよ明日最終回ですね。
>表現能力無さすぎです、オレ。
私も同じですよ(^^)
父も同じ病気で身近で介護してきた者として
思うこと感じることいっぱいあるのに
うまく言葉に出来ないもどかしさ。
死の瞬間は私も必要かなって思います。
亜也の人の役に立つこと。。。
彼女のひと言ひと言が、多くの人のココロを動かしていることは間違いないと思います。
最終回、自分の思いがうまく文章になりますように(苦笑)
投稿: アンナ | 2005/12/19 20:04
アンナさん、コメントありがとうございました。
>最終回、自分の思いがうまく文章になりますように(苦笑)
本当にそうですね。
なかなかうまく言葉にできないこの気持ち、
みなさんにお伝えできるように
がんばって書きたいと思います。
あと、12時間ほどです。
待ち遠しいです。
投稿: 六甲びと | 2005/12/20 10:15