「1リットルの涙」最終話のラストシーン。
水野医師に促されて、再度亜也の病室に、たびたび
訪ねることになった遥斗。
もはや言葉も発せなくなった亜也が、文字盤で、
今まで書き綴った日記を読むことを頼む。
日記を読みながら、過ぎてきた時間を思い出す二人。
遥斗「おまえ、がんばったな。
がんばって、生きてきたんだな」
亜也(文字盤)「そうだよ」
遥斗「いばんなよ」
亜也(文字盤)「生きてね、ずっと生きて」
遥斗「わかった」
♪粉雪
微笑む亜也
亜也の日記「ありがとう」
微笑みながら眠りにつく亜也
遥斗「寝たの?
笑ってんなよ」
閉じた目から一筋の涙が流れる。
亜也の夢の中か、バスケ部で活躍する亜也
試合終了間際の逆転シュート!
その夢を断ち切るように、
亜也の病室のランプが赤く点滅する
それは、五年後。
水野医師や看護婦が病室に慌てて飛び込んでくるが・・・
水野「亜也ちゃん」
瑞生「先生、潮香」
廊下で待つ潮香と瑞生を
招き入れる水野。
絶叫する瑞生
「亜也~!」
池内家、
亜也の写真や日記。
♪Only Human
日記を手に取る潮香。
アルバムを眺める瑞生。
そして、亜也のお墓にお参りする二人。
潮香
「亜也へ
あなたと会えなくなってもう一年がたちました。
亜也、
歩いていますか?
ご飯は食べられますか?
大声で笑ったり、お話ができたりしていますか?
お母さんがそばにいなくても
毎日ちゃんとやっていますか?
お母さんは、ただただ
それだけが心配でなりません。
どうして病気は私を選んだの?
なんのために生きてるの?
亜也はそう言ったよね。
苦しんで苦しんで、
たくさんの涙を流した
あなたの人生が何のためだったか、
お母さんは、今でも考え続けています。
今でも、答えを見つけられずにいます。
でもね、亜也・・・」
そこに、水野が現れて、二人と会話をする。
そして、墓参を終え、帰ろうと振り返った水野が
何かに気づき…
水野
「池内さん、
やっぱり亜也さんは凄い人でした」
大勢の人が、花を持って亜也のお墓に
丘を登って向かってくる。
潮香
「でもね、亜矢
あなたのおかげでたくさんの人が
生きることについて考えてくれたのよ。
ふつうに過ごす毎日が嬉しくて
あたたかいものなんだって思ってくれたのよ。
近くにいる誰かの優しさに気づいてくれたよ。
同じ病気に苦しむ人が、一人じゃないと
思ってくれたよ。
あなたがいっぱいいっぱい涙を流したことは、
そこからうまれたあなたの言葉たちは
たくさんの人の心に届いたよ。
ねぇ、亜也。
そっちでは、もう泣いたりしていないよね。
お母さん、笑顔のあなたに
もう一度だけ会いたい。」
東高の体育館、
制服姿でバスケットのゴールへシュートする
亜也。
入り口からのぞいた遥斗を顔を見合わせ
八重歯をのぞかして笑顔を見せる亜也。
亜也Na
「生きるんだ」
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もしかしたら、多くの方にとっては、このラストは、
5年間の闘病をすっ飛ばして、少し放り出された
唐突な感じのあるものだったかもしれません。
また、あの墓参者についても違和感があったかも
しれません。
あるいは、遥斗や亜湖のその後を描かなかった
ことを、残念と思う気持ちがあるかもしれません。
でも、私は、以下のように解釈してみました。
あの人々は、ぼくたちなんです。
ぼくたちを描いてくれているんです。
亜也さんの言葉に、その生きざまに、このドラマや
原作の手記を通じて触れて、何かを思い、何かを
考えた人たちの姿なんです。
人のいのちについて。
一日一日を大切にするということについて。
やさしさについて。
思いやりについて。
病について。
健康というものについて。
“障害者”という存在について。
家族について。
友達について。
人の思いというものについて。
生きる意味について。
ドラマの製作者の方が、
公式サイトの視聴者からのメッセージの書き込みや
手紙や、こういったBlogなどを見て、
本当に多くの人が亜也さんの言葉をしっかりと受け
止めてくれたんだと、
メッセージをきちんと受け止めてくれたんだと、
信じることができたんだと思う。
だから、
そのことを視聴者に伝えるために、
そして、
なによりも亜也さんに伝えるために、
墓参者の姿を借りて、あそこに僕たちを描いてくれ
たんじゃないかな。
あなたの言葉は、ちゃんと届いていますよと。
あなたの想いは、ちゃんと届いていますよと。
そして、
遥斗のその後が描かれていないのは、
実は、遥斗は、
亜也の言葉と思いを受け止め、考えている
ぼくたちの代表だからなんです。
だから
遥斗が、
「生きて」という亜也の言葉を受けて、
その後、どう生きていくかは、
あえて描かず、
私たちに委ねられているんだと思います。
最後に、言葉を書き留めるために、潮香の言葉の
ところを見直していたら、その一言一言がしみてきて、
リアルタイムで見た時よりも遥かに涙が出てきて
しまいました。
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