佐藤可士和から繋がって、アルマーニとニーマイヤーの言葉もご紹介
佐藤可士和さんに関するエントリーを書いた、その勢いで、
最近気になった言葉をご紹介します。
ニューズウィークの先週号は、創刊20周年特別企画として
過去のインタビューの再録でした。
その中で、まずファッションデザイン界の巨匠、
ジョルジオ・アルマーニ。
インタビュアー)今の若手デザイナーに言いたいことは?
アルマーニ)デザイナーの仕事はサービスを提供することであり、今まで誰もやっていないことをやってみせることじゃない。誰もやっていないとしたら、やる必要がなかったからだ。そんなものを作っても、デザイナーの自己顕示欲を満足させるだけで、役には立たない。 デザインは生活のためのものだ。この点だけは絶対に譲るつもりはない。
続いては、国連本部ビル、そして永遠の未来都市ブラジリア
を設計したブラジル人建築家、
オスカー・ニーマイヤー。
インタビュアー)建築に「美」を求める気持ちと、クライアントの要求の折り合いをどうつけるのか。
ニーマイヤー)クライアントなんかかまうものか。美とフォルムが私の目標。建築は創造なんだ。
なかなか対照的な言葉ですね。
普通であれば、クライアントがいなければ仕事ができない
建築家の方が、クライアントに配慮して、
自分で自分のブランドをコントロールできるファッション・
デザイナーの方が、自分の好きにデザインする、
というイメージなのですが、
一方で、ファッションデザイナーは、グローバルブランドで
あっても、マス商売=ビジネスという部分を強く意識せざ
るを得ないので、アルマーニのような言葉になるのかな。
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