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2006/04/15

96年4月29日を忘れない

Jスポーツ2で、プロ野球中継が雨で中止になった
ので、セカンドプログラムで、あの伝説の
96年のフェドカップテニス
ワールドグループ1回戦、
日本対ドイツの個人戦、
伊達公子対シュテフィ・グラフ

の一戦が流れていた。
裏に、J2の仙台対横浜FC戦、さらにNHKBS
ではC大阪対福岡戦もあり、もちろん気になるのだ
が、こちらの方をついつい見入ってしまった。

もちろん結果も知って見ているのだが、そんなこと
は関係ない。
あの第3セットの終盤のワンショットワンショット
に力が入ること入ること。
一本のエースごとに、「ウィ~!!」「よしっ!」
ってな声をあげながら見てしまった。

よくスポーツは生でなければ、結果を知ってしまっ
たらつまらない、とも言われる。
多くの場合は、その通りだろう。

しかし、この試合は違った。
テニスというスポーツの特性もあるのかも知れない。
ゲームスコアまでは記憶に残っていても(7-6、
3-6、12-10)ひとつひとつのゲームのスコ
アまではさすがになかなか覚えていない。
だから、どういうプロセスで最終結果になったのか
は、再放送でも十分に楽しめる。
また、この試合は、とにかくひとつひとつのゲーム、
ひとつひとつのポイントの内容が濃い!熱い!

また、有明の会場を埋め尽くした熱心なファンの雰
囲気の良いこと。

前日のアンケ・フーバーに勝った試合で痛めた足に
痛々しくもキネシオ・テープをグルグル巻きにした
伊達が、その痛みにも負けずグラフのショットを追
い、拾い、反撃し、逆に先手を取り攻める、その試
合の熱さに反応し、声援と拍手が大いに盛り上げる。

いつもならうっとうしくも感じる修三も、この試合
に関してはOK。

いやぁ、
日本のスポーツ史に残る名勝負
と言っても過言ではないですな。

しかし、シングル戦2勝2敗(2勝とも伊達)を受
けて、ダブルス戦で遠藤/長塚ペアがグラフ/フー
バー組を逆転勝利したことが、この伊達のグラフ戦
の勝利をよりいっそう意味のあるものにしたことだ
け付け加えておきたい。

今は、日本は、1部と2部に分かれていている
フェドカップワールドグループの2部の方。
来週、スイスと一回戦を戦います
なんとか日本もワールドグループⅠにカムバックし
て欲しいものです。

<本エントリーのTB先>
前にこの再放送はやっていたのですね。
テニス観戦...しましょ?!さんは、昨年の夏の再放送
の際の感想をエントリー。

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