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2006/04/04

京都洛北の名刹、岩倉・実相院。老朽化の進んだ客殿の復興支援イベントです。

京都バスの行き先にもなっているので、実際訪れていない方も
名前だけはご存知かもしれませんね。

隠棲の里として有名な岩倉に立地する門跡寺院。
実相院
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門跡寺院とは、皇室や摂関家から出家する皇子、皇女、子女た
ちが、その寺院の住職を代々務められる、格式の高い寺院。
仁和寺、青蓮院、三千院などが有名です。

門跡寺院とは、基本は檀家を持っていません。
しかし、江戸時代以前は、皇子皇女貴族が代々出家されていま
したので、皇室や皇室との関係に配慮をした幕府名門大名など
から大きな支援を受けて栄えてきました。

ですが、明治以降の体制の変化により、門跡寺院を支えていた
構造が崩れていくとともに、上知令での財産没収も重なり、そ
の財政基盤が失われていきます。

とは言うものの、その潤沢な文化資産をもとに観光寺院として
生まれ変わったり、または明治の貴顕の信仰などを得ての寄進
などで、その寺勢を維持したものもあった。

ですが、実相院は、その両方の縁が無く、財政的に厳しい状態
となっており、荒廃衰退が続きました。
300年弱前に大宮御所の一部を下賜された客殿車寄の建築物は、
「承秋門院の旧宮殿」と呼ばれ、江戸期御所建築の貴重な遺構
ですが、老朽化が進み、建物自身が大きく歪むという事態に
なっています。
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↑こんなつっかい棒で支えています。


文化財調査も十分に受けておらず、そのため未指定物件となり、
その維持管理は、すべて実相院自身の負担となっています。
また客殿内の、貴重な狩野派の襖絵や障壁画の修復にも早期に
着手しなければなりませんが、これも同じく実相院の自己負担
とならざるを得ません。

一般の方々からの拝観料のみを原資として、文化財指定のため
の基礎調査や、緊急性の高い修復工事、屋根の葺替工事などを
行うのは、なかなか大変です。

そこで、実相院の方と親交の深い京都在住の作家・エッセイス
麻生圭子さんが中心となって、実相院復興のための支援活動
を立ち上げようということになりました。
私も少しお手伝いなんぞに関わり始めております。

今も、復興支援の寄付も募っているのですが、まずは、実相院
という存在、そして現状の苦境を広くお伝えできるように、実
相院支援イベントの第一回をおこないます。


【音のしずく 心の調べコンサート】
チェリストの溝口肇とエッセイスト麻生圭子を迎えて、京都岩
倉実相院の新緑の美しい庭園や建物を眺めながら、音とトーク
を楽しむ特別なコンサート。

出演者】溝口肇(vc)/麻生圭子
公演日】5月28日(日)
開演時間】13:30/16:00 2回公演
会場】岩倉実相院
席種・料金】全自由-5000円(整理番号付)
   ※未就学児童の入場不可。拝観料含。
一般発売日】4月8日(土) 10:00AM

みなさん、ぜひ、どうぞ!!

<本エントリーのTB先>
岩倉・実相院への来訪期をエントリーされているみなさまに情報
提供の意味を含めてTB。

関西アラカルトさん
キャンドルな日々さん
のぽぽん日記 の~んたんのblogさん
京・壺螺暮あ~かいぶさん

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