ドラマ「１リットルの涙」、ＰＴＡのアンケートで“子どもに見せたいドラマ１位”

毎年恒例の日本ＰＴＡ全国協議会が実施したアンケートで、
保護者が子どもに見せたい番組１位に「１リットルの涙」
が選ばれた。
12.4％の支持率だったとのこと。

⇒デイリー記事
⇒日経新聞記事
⇒ＺＡＫＺＡＫ記事

さて、これは、我々「１リットルの涙」サポーターとして
は、嬉しいニュースと言えば言えるのだが、この見せたく
ない番組アンケートそのものが、疑問のつくものだけに、
万々歳とはいかないなぁ。

まず、このアンケートは昔は「低俗番組」アンケートと呼
ばれていたくらい、保護者がテレビ番組を槍玉にあげると
いう傾向が強かったもの。

その見せたくたいない番組は、たいがい視聴率の高い、
つまり多くの人に見られているバラエティ番組、あるいは
アニメ番組の中から選ばれることが多い。
昔は、ドリフの「８時だよ！全員集合」、「俺たちひょう
きん族」、「ごっつええ感じ」、「クレヨンしんちゃん」、
最近は「ロンドンハーツ」に「めちゃ2イケてるッ！」あた
りが、１位になっている。

しかし、これは、どうも偏りがあるように感じてならない。
調査設計、詳細な結果を見たわけではないのだが、一
部の回答者の偏った嗜好性が、調査結果としてかなり
前面に出てきているのではないか。
今回でも、回答した保護者の19・７％が子どもに見せた
くない番組があるということで、逆に言えば、８割以上の
人が「別に見せたくないと思うような番組は無い」ってこ
とになる。
つまり、いわゆる“低俗番組”の嫌いな全体の２割の人
（いや、回答率があるので、本当はもっと低いかもしれな
い）の、自分の見た範囲での好き嫌いで、結局は、この
順位って決まってしまっているんではないか？

別にこんなアンケートで１位になったことを誇らなくても、
「１リットルの涙」の作品そのものとしての良さは、いく
らでも語ることができるので、あんまり自慢しないように
しておきましょうか。

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