スポーツ大会のキャラクターってどうなのよ?
世界陸上選手権2007大阪大会のマスコットキャラクターが
決まったと言う記事があった。
オリンピックやワールドカップといった国際規模のスポー
ツ大会には、こういったマスコットがつきもの。
それは、いつ頃からかなぁ?
ロサンゼルス五輪は間違いなくあったよね。
イーグルサム。
モスクワ五輪も、子熊のミーシャがいたよなぁ。
モントリオールは記憶にないのですが。
だが、こういったマスコット。
その存在意義、というか、価値と言うかは、本当にどの程
度のものなのだろうか?
ロス五輪のイーグルサムは、グッズ等にも幅広く展開され、
キャラクターマーチャンダイジングビジネスとしても、五
輪組織委員会に大きな収益をもたらしたという。
また、たしかに、各競技の中継の際のアイコンとしても、
有効に働いていた記憶がある。
あと、国内では、神戸ユニバーシアードの手塚キャラであ
るフェニックス。
私が地元の神戸っ子だということもあるが、やはりキャラ
クターとしての完成度の高さ、さらには大会だけではなく
手塚ワールドを背景に持っているという世界観の広がりな
どから、好評だったと記憶している。
スポーツ大会ではないけれども、愛知万博「愛・地球博」の
モリゾー&キッコロも、最近のヒット例だ。
だが、
アテネ五輪のマスコットって、もはや記憶にもない。
ギリシャ神話の神をモチーフにしたものだったが、なんか
よくわからない造形であった。
あのキャラクター関連のグッズなんて、あんまり売れてい
ないだろうし、中継等を見ていても、競技のアイコンとし
ても、うまく機能していなかったような。
あれだけ国内で盛り上がった日韓
ワールドカップ2002でもキャラクター
大国日本での開催なのに、訳の
分からない3体のキャラクターを
FIFAから押し付けられた形に
なっていて、いまいちだった。
キャラグッズも売れなかったのじゃないかな。
また、今回のドイツワールドカップ
2006のマスコットであるゴレオ。
これも散々酷評されていて、実際、
縫いぐるみやキーホルダーなどの
製造・販売をライセンシングされて
いた会社が売れ行き不振のため、
開幕前に倒産した、というニュース
も最近あったほど。
⇒朝日新聞記事
キャラクターつくれば良い
ってなもんじゃない
と思うんですが。
あと、もうひとつ疑問なのが、今回の選考決定方法。
記事によると、
大阪芸術大学が、マスコットの製作に協力。同大学のキャラ
クター造形学科長を務めるマンガ家・作家の小池一夫氏が製
作指導を行い、学内公募で集まった457点の中から選出した
とのこと
なのですが、
え?
一私立大学の学内コンペで決めちゃって良いんですか?
在阪の芸術大学だから、地元の大会のマスコットの選考委員
の委員長を大阪芸大の先生がやるのは問題ないと思うのです。
でも、
募集の範囲が大阪芸大の学内ってのはどうなのよ?
<本エントリーのTB先>
大阪毛細血管さん は、詳しく不人気ゴレオちゃんのキャラ
設定を調べておいで。
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コメント
> 管理人様
TB&リンクを頂戴しまして、ありがとうございます。
> あれだけ国内で盛り上がった日韓ワールドカップ2002でもキャラクター大国日本での開催なのに、訳の分からない3体のキャラクターをFIFAから押し付けられた形になっていて、いまいちだった。
とのことですが、こちらで拝見するまで完全に失念しておりました(笑)こんなキャラクターが存在していたとは・・・今回のゴレオ関連会社倒産はちょっと大きな話題になってしまいましたが、当時も潰れた会社などがなかったのか?いまさらながらに気になりました。
少なくとも、拙僧が覚えている限り、あのキャラクターグッズを持っていた人はいなかったように思います。
投稿: tenjin95 | 2006/05/31 05:05
tenjin95さま、コメントありがとうございました。
そうなんですよ、日韓ワールドカップのキャラクターは、
なんかモチーフが宇宙人かなんからしいのですが、
そんなもん日本でも韓国でも歓迎されないですよね。
日本に任せときゃよかったのにねぇ。
投稿: 六甲びと | 2006/06/02 00:42