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2006/05/23

藤田嗣治展。京都に巡回です!

今年2006年は、藤田嗣治の生誕120年にあたるそうです。

これを記念して、その全画業を紹介する大回顧展とも
言える展覧会が、まずは、東京国立近代美術館で5月
21日まで、開催されました。

次は、関西、京都国立近代美術館に巡回開催されます。

『生誕120年 藤田嗣治展 ~パリを魅了した異邦人~』

会場】京都国立近代美術館
会期】5月30日(火)~7月23日(日)
開館時間】9:30~17:00
 金曜日~20:00(5/26、7/28を除きます)
 (入館は閉館の30分前まで)
休館日】毎週月曜日(但し7月17日開館翌18日閉館)
アクセス】
京都市バス「京都会館美術館前」下車徒歩すぐ
地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩約5分
料金】()内前売り/団体(20名以上)
一 般 1,300円(1,100円/900円)
大学生   900円(800円/600円)
高校生   500円(400円/350円)
※中学生以下無料

藤田嗣治は、戦前にフランスに渡り、モディリアニらと
ともにエコール・ド・パリの代表的画家として大いに
活躍しました。
とりわけ、モノトーンに近い表現、中でも“乳白色”と
呼ばれる人間の肌の色彩表現は、独特の持ち味として、
藤田の魅力のひとつとなっています。

その後中南米を旅行して日本に帰国しますが、第二次大
戦後はフランスに戻り、やがてレオナール・フジタとし
てフランスに帰化。
再び日本の土を踏むことはありませんでした。

日本帰国時には、戦争翼賛画を描いたと言うことで、そ
の後多くの批判にもさらされたり、フランス帰化によっ
てその日本を捨てたということなど、実際の作品とは違
うレベルでの数々の逸話が、藤田像を伝説化し、画家と
しての評価を難しいものにしているとも言われます。

フランスやベルギーを加えた国内外から、パリ時代から
晩年にいたるまでのフジタの代表作約100点を集め、展
示する、大回顧展と称する本展覧会が、そういった伝説
を払拭し、あくまで一人の画家・藤田嗣治の素直な姿を
見出すことにつながるのか。
ぜひぜひ足を運びたいと思います。

京都のあと、広島県立美術館にも巡回しますね。
会期】8月3日(木)~10月9日(月・祝)

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» 藤田嗣治 [文学な?ブログ]
ちょっと前ですが、国立近代美術館に藤田嗣治展を見にいきました。時代別に並べられた作品群は、藤田という人の人生そのものが、絵の変遷にあらわされているようでした。 あまりお金には困らなかった人なのかなと思いましたが、美しい乳白色と言われる独特の色をはじめ、独自の世界を常に追求し続ける姿勢は素晴らしいものがあります。彼のレゾンデートルはまさしく絵を描くことそのものであると感じました。 日本を出たからこそ大きく羽ばたいた藤田。まさに芸術家と呼ぶにふさわしい生き様で、多様な作品群とともに後世に語り継がれて... [続きを読む]

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