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2006/06/21

庇う方が失礼でしょ、柳沢の失態は。

気が抜けている間に、クロアチア戦、後半6分の
柳沢のあまりの失態については、ネット界では
えらい騒ぎになっているようだ。

⇒スポーツ報知記事「あ~あ柳沢 どフリー外した」

フランス大会の帰国時に、城に水がかけられた
件を引き合いに出し、今度は卵を投げるなんか
いう書き込みもあって、空港も対応を検討とか。

さて、そういう話は置いておいて、カズや城が、
こんな発言をしたらしい。

⇒スポーツ報知記事
 「カズ&城、柳沢は悪くない…FWの気持ちは痛いほど分かる」

う~ん、批判を一身に集められた経験のある
二人だけに、その発言もわからない訳では
ないのですが、どうなのかなぁ?

オレも、敗因(この試合は負けていないけど)を
柳沢一人に負わすつもりはない。

もし、あの時に1点とったとしたら、豪州戦と同じ
ように選手の心理が変わり、そのまま0点に抑え
られたとは限らないし。

でも、あのプレーについては、やはり批判される
べきだろう。

もちろん、サッカーってのは、元々ミスのスポーツ
だから、いくら簡単なプレーだからって言っても、
ミスはあるでしょう。
ひとつひとつのミスをあげつらっても仕方がない
ところもあります。

あの場面だって、10回やったら9回決められる
簡単なプレーだと言っても、逆に言えば、10回
に1回はミスするかもしれないということ。

でも、たとえFWであろうが、自分が得点を取る
ことではなく、得点につながるチームプレーをこそ
重視すると言うポリシー
を持っている柳沢なんだ
からこそ、逆に、ボールを奪取し、あそこまで
ボールを運んでくれ、最高のお膳立てをしてくれ
た他の10名の選手たちのためにも
、あれほどの
の超決定機を決めることが、あのポジションに
いる者としての責務でしょ。

それも、
佐藤や我那覇や久保や西澤や高松や古橋らを
おさえて日本代表に選ばれ、
巻や大黒をおさえて先発している選手なんです、
柳沢は。

チャレンジの姿勢を損なわないために、
心をケアしながら指導してあげなければならない
育成段階のユースの選手じゃないんです。

しかも、強いチャレンジ精神が必要なミドルでは
なく、流し込むだけで良い状況だったのです。

そのレベルの選手に対して、あの状況での
あれだけの凡ミスに対して、
「いや、あれは実は簡単なプレーじゃない」
とか
「10回に1回のミスが最初に来ただけ」
また、
「あの位置にいたことを評価すべき」
「シュートしたことが尊い」
って庇うように言う方が、失礼じゃないですかね。

その批判によって、チャレンジの姿勢が奪われて
しまうって言う選手であれば、それは、もうFWを
やるメンタリティを持っていないってことではないかな。

そして、
ここで柳沢が厳しく批判されたのを見てこそ、
日本中のFWが、反面教師として、やはりゴールを
することこそが評価されるってことを強く認識し得る
のではないかな。

ここで、下手にものわかり良く、甘い言葉で庇いだて
すると、ただでさえ、ゴールへの意識の弱い日本中
のFWが、ゴールは決めなくても、引き出すプレーな
どの質が良ければ評価されるのだ、などと思ってし
まいませんかね。

ゴールの重要性をこそ、もっともっと強調して良いと
思うのですよ。

そのための、強烈な教材ですよ。
今回の柳沢のプレーは。

 

あ、もちろん、ココで言っている批判ってのは、
あのプレーについてのことだけだし、
あくまでも言葉による批判ってことだけですよ。

人格批判やら、
水かけ、卵投げなどといった直接行動では
ないですよ。

<本エントリーのTB先>
柳沢批判に対して、「柳沢は悪くない。」という
エントリーをされておいでの缶詰にしんさん。
そのご意見に対しての対論ということで。

一方、今回の件を、もう少し気楽に振り返りた
いのであれば、トーンが全然違いますが、
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラムさん

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みんな柳沢を叩きまくってますね。 まあ気持ちはわからんでもないけど じゃあもっと [続きを読む]

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