原田知世版「時をかける少女」の舞台、竹原
今年の夏のアニメ映画(もしかしたら、実写も含めてかも)として、最高の評価を得ている、アニメ版「時をかける少女」については、以前エントリーで少し触れた(その1、その2)。
さて、その「時をかける少女」の映像化作品の中でも、最高傑作とも言われる大林監督、原田知世主演の「時をかける少女」が、昨晩、深夜に、TBS系関西テレビ局のMBSで放送があった。
あまりにも久しぶりだったので細部は記憶があやふやなところがあったのだが、主演の原田知世はじめ、相手役の高柳良一や尾美としのりが、ここまで演技が棒読みで稚拙だったのかと、改めて驚いてしまった。
しかも、すべてをセリフで説明させてしまう脚本もちょっと・・・。
しかし、それを補ってあまりある映像で描かれた風景の味わい、そして大林監督の映像演出のそこかしこには、やはり記憶どおりの名作の風格はあった。
さて、その「時をかける少女」。
ロケ地として、有名なのは、何と言っても尾道。
大林監督の尾道三部作といわれるほど、尾道のイメージが強く、例えば、タイル小路などは、非常に強く印象に残る。
しかし、実は、もうひとつ重要なロケ地があります。
それが、同じ広島県の竹原。
原田知世演じる芳山和子の通学路となっている古い階段がこちら。
西方寺というお寺の境内です。どう、見覚えありませんか?
さらに、一番下の写真の左の手前の角を曲がっていくのが、通学路。
また、もうひとつ竹原でのロケ地として重要なのが、こちら。
通学路の突き当たりにある胡堂。そう、通学途上、屋根から瓦が落ちてきたのを、芳山和子が吾郎ちゃんこと尾美としのりを助けるお堂。
好きな映画やドラマの中に登場している風景を実際に見るのは、なかなか楽しいもんですよね。
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