関西サポーターにとっては、最悪の日。しかし、神戸には180分の戦いがある。
昨日12月2日、サッカーJリーグのJ1、J2とも最終節を迎えた。
J1優勝のかかったガンバ大阪、J1残留のかかったセレッソ大阪、J1昇格のかかったヴィッセル神戸と、関西勢が、いずれも必勝の一戦を迎えた(京都サンガだけは、すでにJ2降格が決まってしまっているが)。
しかし・・・
その結果、関西勢すべてにとって、最悪の結果となってしまった・・・。
浦和に3点差以上の勝利をめざした昨年度のチャンピオン、ガンバ大阪は、播戸の鋭いターンからの抜け出しからのクロスからマグノ・アウベスのスーパーなヒールでのシュートで先制点を奪って、一瞬期待を持たせたものの、逆転負け。
目の前での浦和の胴上げを見るという、屈辱。
さいたまスタジアムの真っ赤なサポーターが沈黙するというシーンは見られなかった。
次いで、セレッソ大阪。
ホーム長居スタジアムが、来年の世界陸上のための改装で使えず、長居第2陸上競技場というサポーターにとってはどうにも中途半端なスタジアムに、川崎フロンターレを迎えての一戦。
しかし、現時点での力の差が歴然。
セレッソにも西澤、森島、古橋、大久保ら攻撃のタレントはいるが、川崎のジュニーニョ、我那覇、中村憲、黒津らに比べると旬を過ぎた感があった。
セレッソは、雨の中、1-3の完敗で、甲府とのホーム最終戦で引き分けに持ち込んだ福岡に得失点差で抜かれ17位となり自動降格。
しかも、この結果、ガンバは川崎に抜かれて3位になり、アジア・チャンピオンズ・リーグへの出場権も失ってしまった。
大阪勢にとっては、酷な結果となった。
しかし、それ以上に悔しい思いをしたのが、我がヴィッセル神戸。
ヴィッセル神戸は、最終節を残して、柏に勝ち点一のリードをしているし、得失点差でも上。勝てば、無条件で自動昇格だったのだが・・・。
第4クールに入って、DF陣に累積警告や退場、さらに怪我が重なり、第2クールから第3クールにかけての快進撃時のベストメンバーが組めない。
また、ここに来て、大いに苦しんでいるのが、ストライカーの不在。
得点を重ねているのは、三浦、朴カンジョ、栗原らの本職はMF陣。
さて、この試合、絶対に許してはならなかった先制点を、DF柳川からのバックパスを、GK荻がかっさらわれてのミスから許す。
第2クールから第3クールにかけての快進撃は、一試合に一回は必ずあった荻のスーパーセーブがもたらしてくれたものだけに、非難をしたくはない。
しかし、あまりにも痛かったのは、否めない事実。
第4クールに入ってから、ずっと試合中にフラストレーションを貯めることが多く、その結果、プレーが荒れて、警告や退場などを重ね、自ら苦しくしていったのだが、この試合も、この失点が、その流れを生んでしまう。
よりによって、大黒柱、われらのキャプテン、三浦アツが警告2枚で退場。
第4クールに入って、退場は、いったい何度目だろう・・・。
ロスタイムにFW近藤が執念のゴールを見せたが、結局1-2と敗戦。
一方、前節、神戸に対して、あれだけ鬱陶しい奮戦を見せた湘南が、ホーム最終戦で、無抵抗に、柏に0-3で完敗。
その結果柏が2位になり、逆転の自動昇格となってしまった。
よりによって柏に自動昇格をゆるしたってのが悔しい、悔しすぎる。
神戸は、福岡との入れ替え戦にまわることになった。
しかし、肝心の最後の6試合で、一勝もできなかったこと。特に、11月の、多くの観客による最高の雰囲気だったホーム3連戦で1分け2敗となってしまったら、この事態は仕方がない、とも言えよう。
よく4位以下を大きく引き離しておいたもんだ、J2の通例だと、最後、ここまで勝てない場合は、昇格圏内から脱落してしまう、ということもあり得ただけに、まだチャンスがある、
と良い方向に考えようじゃないか。
入れ替え戦緒戦のホームのアツの不在は、おれたちサポーターが支える。
今シーズンのアツの、熱い思いに、今こそ応えようじゃないか。
<本エントリーのTB先>
あと2試合、180分、ともに戦うサポーター仲間とエールを交わそう。
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コメント
柏の方も、神戸の失点シーンと似たような状況(バックパスからのピンチ)はあったのですよ。南が止めてくれましたが。
勝負ってのは本当に紙一重ですね。
入れ替え戦はテレビで神戸を応援することにします。頑張ってください。
投稿: maruko1192 | 2006/12/04 21:07
maruko1192さん、わざわざこちらへのコメントありがとうございました(^^)
柏の自動昇格、くやしいけれどおめでとうございました。
神戸の方は、ホームの一戦を0-0で引き分けましたが、ラスト6試合のことを考えると、悪くない、改善された結果かなとも思っております。
明日は、決戦です。
投稿: 六甲びと | 2006/12/09 00:56