求道学舎再生プロジェクトは、すごいプリノベーションすぎて、参考にもならない(^^;)(その2)
さて、そんな武田五一の求道学舎の再生プロジェクト。
文京区本郷の東京大学正門の近く、元々は浄土真宗大谷派の僧侶・近角常観が廃墟を利用して始めた学生寮 求道学舎があった土地に、教会としての求道会館と、学生寮としての求道学舎が建てられました。
求道会館の方は、東京都の有形文化財に指定され、既に修復工事を完了していたのですが、それに引き続き、求道学舎の方が、定期借地権分譲+コーポラティヴ・ハウジングというスキームで事業化し、しかもスケルトン・インフィルという手法で歴史的建造物の再生をしたとのことです。
プロジェクトの完成は、昨年の春。
コラム-団地再生を考える
集合住宅としてよみがえる東京・郷の洋館の学舎―求道会館|近角真一
古い建物を保存するということは、所有者、使用者、維持管理の責任者やシステムの意思や目的、さらには資産状況が揃って、可能になる訳です。
だから、通常の分譲型の集合住宅では、難しくなってしまいます。
そのため、このプロジェクトでは、この建物を残したいという思いを共有する人々が、そこを所有し、住み、使うという、コーポラティヴ・ハウジングというスキームを採用したのです。
それにより、次世代へ建物を守っていくことが可能になります。
いやぁ、知らなかったです。
今度、東京に行った際に時間の余裕があれば、見学にいきたいなぁ。
でも、あまりにすごいプロジェクト過ぎて、自分のマンションの一戸レベルのリノベーションには参考にならないだろうなぁ。
<本エントリーのTB先>
旅足袋雑記帳(たびたびざっきちょう) さんやとんぼの縁側 - 設計屋のスケッチブック さんは、昨年春の見学会に行かれたそうです。うらやましいです。
論駄な日々さんは、コーポラティブプロジェクトへの参加を検討されていが、最終的には断念されたそうです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント