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2007/03/10

ベッカムは、実はルックスで損をしていないか?

さて、ところで、ベッカムなんですが、やっぱりそのルックスのおかげ(せい)か、こういった番組がつくられてしまうほど、“メディア上の現象”“メディアスター”な訳です。

その結果、玄人ファンを自認する人、サッカーのコアファンを自認するような方から、プレーヤーとしてのベッカムの価値が、不当に軽視されているような気がしてならないのです。
マーケティング上の価値だけが肥大化した、実は並みの選手的な言い方。
ベッカムを好きなんて、ミーハーでサッカーがわかっていない、みたいな感じ。

例えば、今の日本で例えると、オシム監督が、暗に宮本批判したような感じで、「走れないメディアスターはいらん」みたいなことを言わせたいような雰囲気。

でも、マーケティング上の華やかさ、そして彼自身のルックスにごまかされているかもしれないが、
実は、ベッカムのプレーって、堅実、地味、まじめなんだよね。

イングランド流の中盤フラットの4-4-2の右サイドハーフで、日本代表で言えば加地的な、攻守にわたる献身的な上下動を厭わない。

攻撃面でのベッカムの代名詞であるFKとロングクロスは、ブラジル的な魔法・ファンタジーと言うよりも鍛錬を重ねて獲得した職人技という香りがする。

また、ディフェンス局面になった際にも、1on1でのボール奪取力は、マケレレはもちろん、今野にすら及ばないが、攻守切り替え時に相手アタックをディレイさせるための自陣への戻りは、チームメイトからの信頼に足るもの。

だから、もし、ベッカムのプレーをスコールズのルックスでやっていたら、玄人筋から、めっちゃ評価されるプレーヤーになっていたと思うんだよな。

ま、逆に、スコールズの全盛期のプレー(今年は、全盛期並みのプレーに復活しているようだが)をベッカムのルックスでやっていたら、プラティニやバッジョなみのスーパースターになっていたかも、と言えるけど…。

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