« いよいよ今月末に開幕迫るLリーグのポスターも掲出 | トップページ | ヴィッセル神戸から、FW近藤祐介が、代表合宿に選出! »

2007/04/16

あまりにお粗末な質問を行う記者のレベルの低さにあきれる

メディアの“野球偏向”と思われる報道に批判的な方々は多い。

さて、その代表格であるプロ野球の視聴率を語るblogさんのところで、拝見した記事。

スポニチ記事
スポーツ報知記事

内容としては、尾身幸次財務相が、記者会見で、レッドソックスの松坂投手が初登板初勝利について、松坂情報をNHKが毎朝取り上げるのは、ニュースのバランスから見て問題がある。経済や社会、国際関係など世界全体の動きを、もうちょっと多く放送しないと、公共放送としての意味が薄れてくる」と、NHKの報道内容のバランスに注文を付けたというもの。

この指摘自身は、かなりまっとうなものであるとは思うのだが、なんで、放送免許の管轄である総務省の大臣ではなく、財務省の大臣が、突然、こんなことを言ったのか?と、ちょっと疑問をもっていた。

だが、コチラのブログで、事情が分かった。

記者の独り言「大リーグフィーバーに一言」

「財務省と関係ないことで恐縮ですが、今日、(レッドソックスの)松坂(大輔)投手が初勝利を挙げたのですが、コメントをお願いしたいんですが」との記者の質問に、「経済がグローバル化し、いい人材が新天地を見いだすことは大変いいことだ。ただ、この種の話題を7時のニュースでNHKが毎朝取り上げるのは、全体のバランスから見て問題があるのでは」

つまり、尾身大臣が自らNHKの松坂報道について語り始めたのではなく、どこかの記者が松坂のことを質問項目として話題に挙げたので、それに対しての回答として、発言したと言うことだ。

アホか、この記者は。

財務大臣に、閣議後の記者会見の際に行う質問では無いだろう。
もっと問うべきことは、いくらでも他にあるだろう。

よりによって財務大臣を、テレビの糞ワイドショーに顔を連ねるコメンテーターとやら言う連中と、間違えているのではないか?

まぁ、小泉前首相が、こういったネタに関する質問に対して、ワイドショーのコメンテーターよりも切れ味のアル答えをしていたことから、政治記者とバラエティ記者の違いすら、無くなってしまったのかもしれないが、あれは特殊事情であろう。

取材の質問に関しても、TPOをわきまえられないところまで、メディアの取材力は堕ちてしまっているのか。

banner
↑もし、このBlogを気に入っていただけたら
 クリックお願いします。

|

« いよいよ今月末に開幕迫るLリーグのポスターも掲出 | トップページ | ヴィッセル神戸から、FW近藤祐介が、代表合宿に選出! »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: あまりにお粗末な質問を行う記者のレベルの低さにあきれる:

« いよいよ今月末に開幕迫るLリーグのポスターも掲出 | トップページ | ヴィッセル神戸から、FW近藤祐介が、代表合宿に選出! »