ヴィッセル神戸ホーム最終戦、後半圧倒するも白星に至らず それから鹿島おめでとう
休暇療養中の身として、あまり興奮するのもよくないので、少し休んでいたサッカー観戦。
だがせっかくのヴィッセル神戸のホーム最終戦ということで、久しぶりに足を運んだ。
以前紹介した、ヴィッセルとラグビーの神戸製鋼、アメフトのファイニーズの連携『神戸F3+1』の関係か、神鋼ラグビー部のファンクラブのテントも出ていたり、神鋼のスケジュールポスターも掲出。
サポーターも、選手も、目標の9位以内確保。さらに、引退するエメルソン・トーメ選手を良いカタチで送り出すために、気合が入ります。
前半は、横浜マリノスの大きなサイドチェンジで振り回され、さらに広げられた中盤を山瀬や狩野に使われて、圧倒されるも、最後にDFが身体をはってシュートコースを限定し、確実にGK榎本がシュートをおさえ、なんとか無失点で折り返す。
しかし、一転、後半は、圧倒的な神戸ペース
前半、苦しいながらも、横浜DFライン裏にロングボールを入れて、FWがプレッシャーをかけていたのが効いてきたのか、横浜DFの押し上げが弱まり、前線から神戸が精力的にチェックをかけると、横浜のパスがまったく繋がらなくなる。
中盤、山瀬や後半投入の水沼(!)、河合らにパスが入ると複数で囲い込み、ボールを奪うとそこからすばやいハーフカウンターで、決定的なチャンスを続けざまにつくりだす
後半の終盤には、横浜DFの中澤や栗原、MFの河合らは、もう足がまったく動かなくなった。
ただ、大久保のPK失敗に始まり、シュートがことごとく入らない。
ボールポゼッションも圧倒し、内容的には見て楽しいサッカーができたものの、結果だけがついてこず、結局0-0の引き分け。
磐田が柏に勝ったために、残念ながら、シーズン前の目標であった一桁順位内=9位を守りきれなかった。
↑後半から水沼宏太登場
シーズン最終戦と言うことで、試合後、ファイナルセレモニーとトーメ選手の引退セレモニーが行われた。
会長挨拶後に、なんと「三木谷コール」がゴール裏から・・・!
今までいろいろなクラブを渡り歩いてきましたが、この神戸よりすばらしいチームを見たことがありません。本当に感謝しています。
私が日本に来てから、皆さんが私に与えてくれた愛情を忘れることはできません。
(中略)
このすばらしいサポーターの皆さん、私が神戸に到着した日から常に私の応援をしていただき、ありがとうございます。
Muito obrigado! アリガトウゴザイマシタ!
トーメ選手は、なんと、ゴール裏のサポーター席まで上がり、サポーター一人一人と挨拶と抱擁を。
PS;横浜サポーターも、横浜ユース出身で神戸から残念ながら戦力外通告をされた大久保翔選手に対してエールを。
あと、浦和の失速、特に最終節での横浜FC戦のまさかの敗戦で、鹿島が逆転優勝。
ここにきての鹿島の9連勝、特にプレッシャーのかかる最終節に、苦手(たしか唯一負け越している相手じゃなかったけ)の清水をしっかり下しての“10冠”目は、賞賛に値する。
ただ、浦和に関しては、やはりあまりにもスケジュールがきつすぎただろう。
ここ数試合は、勝利したACL決勝戦にしても、選手の疲労は目に見えるものだった。そして、ACLという、もっともハードな目標タイトルを取ったことで、やはり、どこかで、疲労した身体を支えていた心、緊張感が、気づかないところで僅かに切れてしまったのではなかったろうか。
決勝点の場面で、カズに振り切られた阿部なんか、その象徴ではないか(彼の場合は、日本代表戦まであった訳で。阿部は。いったい、この一年、何試合したのだろう?)。
あと一週間、なんとか立て直して、クラブワールドカップを迎えてほしいもの。少なくとも、セパハン(勝ち上がってくるでしょう)に負けて、折角のACL優勝の喜び、価値をフイにしないようにして、ミランへの挑戦権だけは獲得してほしい。
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