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2008/01/26

悲しいニュース、京都の蕎麦の名店『虚無蕎望なかじん』が閉店

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京都地下鉄の東山駅の出入り口からすぐのところ、三条通に面して入り口を開く古川町商店街
幾分シャッターも目立つのだが、それでも、八百屋さん、魚屋さん、駄菓子屋さん、さらに何屋さんかよくわからないよろず屋さんなど、まだまだ地元の方に親しまれている雰囲気が感じられる、なかなか趣のある商店街

さて、その中に、京都の蕎麦屋業界に衝撃を与えた名店『なかじん』があります(ここ十年ほどの間、京都の蕎麦界は西陣の『かね井』や『にこら』、北山通『おがわ』、一乗寺『蕎麦切塩釜』、北白川『藤芳』などの名店が続々とオープン。『なかじん』は、その嚆矢となったお店とも言えるでしょう)。
特に、粗碾きそばは、そのぼそぼそとした口当たりと、一方で、口に入れた瞬間に感じられるそばの実の香りと味は、賛否両論でしたが、岩塩で食させるなどの斬新なチャレンジが、蕎麦界に一石を投じました。
私もお気に入りで、何度も足を運んできました。
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しかし、その『なかじん』さんが、大将の体調悪化によって、この1月末に閉店するとの、ショックなニュースが飛び込んできました。

そこで、大将への最後のご挨拶のために、お店にうかがった。

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伏見時代、そして、古川町時代の初期の、蕎麦はもちろん一品一品のアラカルトメニューにも素材及び調理にこだわった時代から一変して、大将・中村一臣(なかじん)さんが、蕎麦懐石、蕎麦点心と言うかたちで、そばのプリフィクスコース料理を蕎麦好き人間に対して挑戦をしてきた。それが、『なかじん』の現在形だった。
ということで、最後の昼の点心を頂く。

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附出のそばチップです。

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先附の和風のおこげあんかけです。おこげのさくさく感が絶妙で、食す際のパリっという音も、う~ん、良い感じです。

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これが、なかじん名物と言っても良い、短めに切られ、盛られた粗碾き蕎麦。
この一皿を渡される際には、大将から「まず、そのまま鼻を近づけて香りを嗅いでみてください。最初はお手元の塩で。そして山葵と。最後にお好みでつゆにつけてお召し上がりください」と言われる。
通常の蕎麦の香りとは違う、枝豆のような、とうもろこしのような香りが強い。
そして、岩塩を摘んで蕎麦の上にかけて、食す。
滋味あふれる食感が、他の蕎麦とは一線を画す。

続いて、前菜のおぼろ豆腐。
元々、蕎麦だけではなく、一品一品、こだわりをもったメニューを出してくれていた訳ですが、プリフィクススタイルになって、より厳選して単品に集中できる分、特に素材が抜群です。
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これも、塩だけで味わうこともできますし、もちろん醤油(+山葵)でも良し。
大豆の味が濃厚に感じられます。
やっぱり、豆腐は京都ですよね。

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モーリス・ヴェセルのハーフをオーダー。
大将自らシャンパンをサービスいただく。

続いて、そばがきです。
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もっちりしつつも滑らかな食感と、そばの実の香りと味が良い。

主菜の、丹波地鶏と九条ねぎの鍋。
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京都の地の素材を使用した鍋もの
京都で、しかも蕎麦屋ということもあり、だしが良い味だしています。
めちゃ冷え込んでいただけに、体の芯から温まりましたよ。

せいろです。
これも、この一皿を渡される時に「これも、鼻を近づけて香りを嗅いでみてく ださい。炊きたてのご飯のような香りがします」と大将から言われます。
たしかにご飯のような甘い香りがします。
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麺は細麺で、透明感があります。
食すと、芳しい香りと甘みが口中に広がります。

さらに、蕎麦湯です。
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ラストのデザート。
そばの実のアイスクリームで〆です。

これで、なかじんサンの独特の蕎麦メニューも、食べおさめ。
残念ではありますが、しかし、蕎麦を扱っている方が「微粉アレルギー」になってしまっては、仕方がありません。
体調的に大変だったことでしょう。
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美味しい蕎麦料理をありがとうございました。

今後は、一昨年の夏に、大将と奥様が開店された高倉六角のカフェ『小豆家うさぎ亭』で、3月から夜の営業を開始されるそうです。

<本エントリーのTB先>
なかじんサンへの閉店を嘆くエントリーをされている方々にTBをお送りいたします。

なかじんサンへの来店体験をエントリーされている方にもTBです。

また、古川町商店街の様子をエントリーされておいでの方々にもTBをお送りいたします。

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