いよいよ大詰め、社会人ラグビートップリーグのリーグ戦
社会人ラグビー、つまり国内リーグの最高峰である、『ジャパンラグビートップリーグ』が、いよいよ大詰めになってきました。
14チームの総当りですから、13試合13節中、12節まで終了し、順位は下の表の通り。
上位4位までが、マイクロソフトカップと言うポストシーズンプレーオフが行われ、最終的に順位が決定します。
ですから、強豪各チームは、リーグ戦でまずはトップ4に入ることを目標とします。
12節段階で、三洋はトップリーグ史上初の開幕12連勝で、1位での突破を決め、また現在2位のサントリーも3位以上での突破を決めた。
現在3位のトヨタは、続くチームに勝ち点差5をつけており、得失点差でもかなり優位に立っているので、ほぼ突破は決定的だが、安心はできない。
そして、問題は、現在4位の東芝府中、5位のNEC、6位の神戸製鋼。
3連覇中の東芝だが、薫田監督の勇退、最終兵器・侍バツベイの近鉄への移籍などが響いたのか、昨年までの安定感はない。
神戸は、平尾監督が就任し、注目されたが、けが人が続出。特にラグビーの場合は、怪我(に強い選手づくり、チームづくり)も実力のうちとも言えるが、さすがにしんどかった。
“超攻撃”というキャッチフレーズも、接点で勝ちきれない相手には完全に封じ込められて不発。
そんな状況でも、まあギリギリ、上位4位を最終節まで争う位置につけているとも言えるか。
さて、そんな最後の争いの第13節の関連組み合わせは以下の通り。
2月2日(土)ヤマハ vs 東芝 ヤマハ 14:00
2月3日(日)NEC vs 三洋電機 秩父宮 12:00
サントリー vs トヨタ 秩父宮 14:00
神戸製鋼 vs 日本IBM 花園 14:00
神戸は、甘く見てはいけないが、現状のIBMには、おそらく4トライ以上奪っての勝利はかたいところなので、勝ち点46。
NECは、絶好調三洋との戦い。三洋は、マイクロソフトカップに向けて、選手を落とすことも考え得るが、おそらく全勝という記録をつくるというモチベーションの方が高いであろう。となると、NECは勝利はきついか。すると、神戸に勝ち点で逆転されて、可能性はなくなる。
問題は東芝府中。対戦するヤマハは、もう上位4位進出の可能性は無いが、実力は問題ないチーム。ホームのヤマハスタジアム(ジュビロ磐田と共用です)での、今シーズン最後のゲームだけに、意地を見せたいところ。
東芝は勝ちさえすれば、4トライのボーナスポイントを獲得しなくとも、得失点差もあり、4位には入れそうなんだが。
しかし、この鍵となる試合が、キックオフ時間が違うってのが、ちょっと問題あるなぁ。
本来は、キックオフ時間を揃えるべきなんだけどな。
あと、サントリー対トヨタの2位、3位決定の直接対決は、これはほんまに力の入ったゲームになるやろうなぁ。
元ラグビーマガジン編集長の村上さんのブログ、ラグビー愛好日記にTBをお送りいたします。
がんばれ!関西ラグビーさんも、12節での神戸の快勝を伝えておいでです。
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コメント
キックオフの時間を揃える必要はないと思いますよ。
ワールドカップの予選プールを奇数チームで競ってみたり、ちょっと前までは関東大学対抗戦はチームによって試合数が異なっていたりと、そういう大ざっぱなところもラグビーの魅力のひとつなのではないかとも思うわけで。(^^;
投稿: 劇団天野屋 | 2008/02/03 12:14
劇団天野屋さん、コメントどうもです(^^)
>そういう大ざっぱなところもラグビーの魅力のひとつなのではないかとも思うわけで。(^^;
まぁ、そうでもあるのですが、今回は、4位以内争いにしても、入れ替え戦圏内争いにしても、あまりにもシビアな状況だっただけに、少しは考えなあかんかなと…。
実際、東芝の結果を受けて、4位以内の可能性の無くなった神戸のモチベーションの下がり方は、ちょっと頭を抱える感じでもあったですし。
とは言うものの、結局、秩父宮が雪で順延になっちゃいましたので、考えていたとしても、無駄になったんですがね(^^;)。
投稿: 六甲びと | 2008/02/04 23:47