近鉄、ワールド、ラグビートップリーグ復帰まで、もう少し。それから、テニスの全豪、福士やハンド女子などなど。
前回エントリーしたように、『ジャパンラグビー“トップリーグ”』は大詰めを迎えていますが、実は、Jリーグ等と同様、成績によってラグビーも下位リーグとの入れ替えがあります。
1部リーグに当たるトップリーグの下に、2部に当たる下部リーグが東日本(トップイーストA)、関西(トップウエストA)、九州(トップキュウシュウA)の3地域に分かれてあります。
そして、各リーグの各1位及び各2位の3チームずつが、総当りのリーグ戦を行います。
そして、1位同士のリーグ戦の上位2チームが、トップリーグの下位2チーム(13位、14位)と自動入れ替え。
そして、1位同士のリーグ戦の最下位がトップリーグの12位と、2位同士のリーグ戦の最上位がトップリーグの11位と、それぞれ入れ替え戦を行います。
14チーム中、下位4チームが入れ替えの危機に晒されるって、けっこう大変であります。
さて、そんな入れ替えへの挑戦権を争う、トップチャレンジが現在進んでいます。
実は、トップリーグには、神戸製鋼以外在関西のチームがいません(所属協会としては、トヨタもヤマハも関西協会=トップウエストなのですが、感覚的には、どうしても中部地方ですね)。
トップウエストAは、リーグ戦でホンダにまさかの敗戦を喫した近鉄が、順位決定戦で、ホンダ、そしてリーグ戦全勝で1位だったワールドを連破し1位になり1位リーグに進出。ワールドは2位リーグに進出となりました。
そして、いよいよ、先週末からリーグ戦が始まりました。
1位リーグの近鉄、2位リーグのワールドとも、緒戦に圧勝。
第3節に近鉄は横河電機、ワールドはセコムと対戦。
近鉄は、得失点差で優位にたっており、1位リーグ戦での上位2位以内が濃厚ですが、昨年の「花園の悲劇」、「秩父宮の悲劇」の例がありますので、やはりきちんと勝利して、1位での自動入れ替えを目指して、がんばってほしい。
また、ワールドは、得失点差で大いに優位にありますが、2位リーグ戦は1位しか入れ替え戦に出られないので、これまた確実に勝利を得なければなりません。
セコムも、昨年のトップリーグ最終戦で、対IBM戦に「駒沢の悲劇」での敗戦の結果、自動降格を味わっているので、復帰への意識高くあるでしょう。
決して、甘い試合にはならないでしょう。
まさしく、“ハートの戦い”。
がんばれ!
(と言っても、さらに入れ替え戦がまだあるので、燃え尽きる訳にもいかないのがつらいのですが)
あ、でも一方のトップリーグの降格圏争いもえらいことになっていて、自動降格は三菱重工相模原と名門リコーに決まっているのですが、入れ替え戦圏内は、勝ち点差2の間に5チーム。
2月2日(土)コカ・コーラウエスト vs 三菱相模原 博多森 12:00
福岡サニックス vs リコー 博多森 14:00
2月3日(日)クボタ vs 九州電力 花園 12:00
神戸製鋼 vs 日本IBM 花園 14:00
10位以上を目指し、最終節そのものも大変なゲームですが、万が一入れ替え戦に出場しなければならない場合の切り替えも大変だろう。
いやぁ、熱いぜ。
<本エントリーのTB先>
近鉄、ワールドの昇格に向けて、燃えているエントリーをされている方々にTBを送ります。
- makimaki-papaの独り言さん
- がんばれ!関西ラグビーさん
- 神戸のラグビー好きサン
- 自由気ままに・・・さん
- 瑞穂のラグビー好きサン
- ラグビーおやじの部屋さん
さて、その他にも、いろいろと。
アメフトNFLのカンファレンスファイナルのグリーンベイとNYジャイアンツ戦。
オーバータイムでの、グリーンベイのQBファーブのまさかの被インターセプトと、最後のジャイアンツの47ヤードのフィールドゴールが決まった際のスタジアムの沈黙。
テニスの全豪オープンは、男子シングルスの準決勝が衝撃。
近代テニス史上もっとも完璧な王者とも言われる、フェデラーになにもさせず、結局優勝したジョコビッチもすごかったが、こちらもそのフットワークとスタミナは史上屈指のランキング2位ナダルを破壊的なパワーテニスでぶち破ったツォンガが衝撃的。
ここしばらく、フェデラー、ナダルが強すぎて、ある意味面白みが少し欠けていた男子テニスに、久しぶりに興奮した。
また、シャラポワが久しぶりに圧倒的なテニスを見せた女子も、ウイリアムス姉妹を準々決勝で連破したイバノビッチとヤンコビッチのセビリア勢(男子のジョコビッチも)が、おもしろかった。
しかし、弱点だったサービスが改善されたシャラポワは、ちょっとおそろしいな。ウインブルドンの奪冠すら視野に入り、エナンに譲ったランキング1位の奪回も夢ではないのでは?
次いで、大阪国際女子マラソンの福士選手。
今大会に対する準備が「無謀な調整方法」という批判もあったが、私は、スポーツ見るもの語る者~フモフモコラムさんが書かれている、
これまでの積み重ねを捨ててまでマラソンにやってきたのは、世界一になりたいからじゃないですか。
世界の頂点に立つには、2時間20分前後のタイムは必須。ちまちまと牽制し合って、日本人の中の1位を狙う戦いなんて、「世界一」を目指す馬鹿野郎のすることではありません。ラドクリフが飛び出しても、野口がスパートをかけても、後ろでちまちま牽制を繰り返すのか、と。いつ勇気を出すんだ、と。
福士がマラソン転向を決断してからの短い期間で、本職のマラソン選手を相手に勝つためにどうするかを考えた末、こういうアプローチを選んだのでしょう。マラソン経験値がゼロの福士が世界を獲るには、いずれにせよ「スピードで押し切る」作戦しかないのですから。まぁ、それは結果を見てわかるように危険な賭けでもあったわけですが、それでも自分を信じ勇敢に飛び出したのです。
という評価が、妥当なように思います(フモフモさんは、基本的にはネタ系ブログな方なのですが、実は、その中にスポーツのプレーそのものや選手の本質を深く理解し、表現されている方だと思います)。
そうなんですよね。
今回、2位に入り、日本人最高順位と言うことで、とりあえずは五輪出場の可能性を獲得した森本選手。
本人的には自己ベストに近いタイムであり、この大会のみの順位争いであれば、悪くないレースメイクだとは思いますが、国内選考という意味においても、名古屋国際女子に出場する選手たちにプレッシャーもあまりかけられないままだ。
ましてや、五輪につなげるということを考えると、残念ながらあまりにも消極的ではなかったか。
五輪に出たいだけなのか、それと五輪でメダルを取りたいのか?
五輪でメダルを目指すなら、末足での爆発力の無い選手の森本選手の場合、最初から先頭グループのペースを上げて、サバイバルゲームに持ち込んで、最後まで粘りきって、振り切るパターンしかないはず。
大阪のコースで、2時間25分のペースじゃ、五輪でのサバイバルレースには通用しないだろう。
高橋尚子選手にしろ、野口みずき選手にしろ、五輪の金メダルは、自らレースメイクを行い、他の選手を叩き潰してのもの。
高橋選手が出場するから、当然、スピーディーなレース展開になるだろうが、高橋選手を意識するということだけではなく、名古屋を走る選手は五輪でのメダルを意識したレースをしてほしいと思う。
メダルとは“取りに行く”意識がなければ、絶対に取れないのだから。
最後に、やり直し開催となったハンドボールアジア予選の女子、日本対韓国戦。
う~む、これは、残念ながら、やはり実力差がありすぎたというのが実感。
なにせ、韓国女子代表は、アテネ五輪で銀メダルのチームだしね。
一方男子は、最近は、そこまでの力の差が無いはずなので、もう少し勝負に持ち込んでほしい。
そのためには、ゲームの立ち上がりの入り方。
気合が入りすぎて、空回りしないように。
でも、ギリギリまで集中力を高めて。
千載一遇のこのチャンスを取りに行こう。
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