今度は、オリンピックに、7人制ラグビーが登場!
ラグビー界に、再び嬉しいニュースが飛び込んできました(^^)
8月13日の国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、2016年の五輪に追加する競技種目の候補として、7人制ラグビーとゴルフが選ばれました。
正式決定は、10月のIOC総会を待たなければならないそうですが、おそらくこのまま承認されるであろうとのこと。
2012年のロンドン五輪から、野球とソフトボールが、世界的普及度の低さと専用競技場を準備しなければいけないコスト面の負担の問題から、五輪競技から排除されることになり、改めて、2016年大会に空き枠となった競技の追加採用の候補として、今回、野球、ソフトボールに加えて、スカッシュ、空手、ローラースポーツが争っていました。
この中から、世界的普及度、トップ選手の参加の可能性の高さ、アンチドーピング対策や、競技施設などの多角的な評価をもとに理事会投票の結果、7人制ラグビーの採用が決定されたとのこと。
正直、ラグビーも、世界的な普及度ということに関しては、強豪国があまりにも限定されている、という点で、100%の評価が与えられたとは思えないのですが、相手が、野球や空手などと比べると、明らかに、競技の歴史、競技性の高さ、世界大会の観客動員力の蓄積の実績などでは、まあ一日の長があったということでしょう。
特に、IOCの理事会を前に、国際ラグビーボード(IRB)では、スケジュールを前倒しして、ラグビー・ワールドカップの日本での開催を決定して、「世界に開かれたラグビー」を強く訴えたことも効いたようです。
また、国際スポーツ政治的には、IOCのジャック・ロゲ会長が、ラグビーのベルギー代表フランカーという経歴を持ち、IRBのラパセ会長とも親交が深いという、まあ、ありがちなヨーロッパのスポーツ界エリートのインナーサークルという、ちょっと胡散臭いところもあったようです。
しかし、実は、元々、近代五輪の父と言われるクーベルタン男爵が、レフェリーを務めるくらい、ラグビー好きで、第2回のパリ五輪では実際にラグビー(15人制の方)を競技として開催していたくらいで、(その後、4回実施された)ラグビーと五輪の関係は、深かったのですよ。
その関係が、今回、ようやく復縁を迎えたということで。
これをもって、7人制ラグビーワールドカップは廃止し、五輪に集中。
ワールドカップは15人制ラグビーに集約ということになるもようです
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