ゴン中山、磐田最後の試合
正直、この試合は、お互い勝っても負けても、お互いJ2降格になる訳でもなく、ACL出場圏内に入る訳でもなく、Jリーグの順位による賞金獲得にも届かないという完全な消化試合。
しかし、この試合には特別な意味が。
Jリーグを代表する選手である、ゴンこと中山雅史選手の、ジュビロ磐田での最終試合。
Jリーグ、日本サッカーにとってのゴンは、たとえて言えば、イングランド・プレミアリーグにとっての、シアラーのような存在。
そして、ジュビロ磐田にとってのゴンは、本来、マンUにとってのギグスのような、ユベントスにとってはデル・ピエロのような、そのチーム=その選手とでも言えるような、特別中の特別な存在。
だから、こんな“消化”試合だったら、ゴンを先発とまでは言わなくても、後半頭から出しても良かったと思うんですけどね。
そこは、ジーコ監督時代の“功労者”の代表招集もあかんとした、真面目な日本人。
残念ながら、中山の登場の場面はなかった。
だが、ヴィッセルのシーズン最終戦という偶然(いや、必然)のおかげで、試合終了後のセレモニー準備のために、ヴィッセルの選手たちがいったん引っ込んだことが、良い光景を生んだ。
まず、中山が、アウェイゴール裏の磐田サポのもとに挨拶に駆け出てきた。しばらく、熱いコール&レスポンスが続く。
それが、落ち着いた頃、ホームゴール裏ヴィセルサポ及びホーム&メインからも大きな中山コール。
中山は、ピッチを縦断して、今度は、ホームゴル裏前へ。
コールに応え、投げ込まれたヴィッセルのタオルマフラーを首にかけ、挨拶。
そして、そのあと、ジュビロサポとヴィッセルサポのエールの交換。
昨年の入れ替え戦ジュビロ磐田対ベガルタ仙台の試合終了後のエールの交換も、倉敷アナが「良い光景です」と言っていたが、今回の神戸での光景も、悪くなかったです。
こういう点がぬるいとも言われることもあるようだが、私は、これぞJリーグの良さだと思うんですよね。特に、ゴンほどの選手に対しては。
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