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2010/04/09

キリンチャレンジカップサッカー 日本代表対セルビア代表@長居スタジアム その1

FIFAワールドカップ2010南ア大会の日本代表23名の発表前の最後の親善試合、日本代表を狙う選手たちにとっては、最後のサバイバルとなるチャレンジマッチという位置づけだった。
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今回の相手は、セルビア代表。ストイコビッチのおかげで、日本のサッカーファンにはなじみの深い国でもあり、またヨーロッパ予選をフランスを押さえて首位で本大会にストレートインした実力国。ユーゴ時代から、この個人能力、華麗なテクニックの高さは世界でも屈指とされます。
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試合前、JFA名誉総裁の高円宮妃殿下をはじめ、VIPが選手を激励されます。

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今回のセビリア代表は、イタリアやスペイン、イングランドなどでプレーするフル代表は来日せず、国内リーグのみからの選抜。しかし、ユーゴのクラブチームと言えば、レッドスターやパルチザンなど、ヨーロッパを驚かしたこともある訳で、言うほど「格下」って訳ではないだろうに。

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さて、一方、日本代表の方は、 本大会での必須の中心・長谷部、今や最後の希望の星・本田、もしかしたらラストピースになるかもしれない森本といった海外組、そして闘莉王、中村憲剛、今野ら、けが人などは召集できず。また、小笠原、前田、佐藤寿、平山、岩政らのバックアッパー候補は、どうやら岡田監督に見切られてしまったらしく、召集なし。

個人的には、見どころは、石川、山瀬らのアタッカー陣、さらにウチ神戸の特別指定選手であるスピードスターの永井くんと思っていた。

しかし、岡田監督の考えはまったく違ったようだ。

まさかの以上の3名の誰も先発で起用しない。

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まぁ、岡田監督の意図としては、岩政を見切り、今になってもまだ探しているCBのバックアッパーの栗原が使えるかどうか。本大会では多分長谷部と組むことになるDFMのパートナーとして阿部、稲本が、どこまでいけるのか。体調不良の続く内田のバックアッパーとして、右SBの徳永が使えるかどうか。大久保が怪我で使えない際のサイドMFとFWを兼ねるアタッカーとして興梠がどこまで使えるかということだったんでしょうね。

さて、ゲームとしては、もういろいろなところで書かれているように、正直最低な内容でした。
詳しくは、もうちょっと考えて、エントリーしたいと思いますが、結論から言えば、2軍、いや3軍呼ばわりされていたセルビア代表の方が、対戦ゲームとしてのサッカーをよ~く理解している。とにかく、日本をいなしておいて、一転急所を突く鋭さのメリハリがすばらしかった。正直、デンマーク戦は、こうなってしまうんでうはないか、と思わされた。

それから、これだけは強く批判しておきたいが、試合終了直後、相手の監督(コーチではあるが)と健闘を称えあう挨拶すらせず、そそくさと逃げるようにスタンド下に消えていった(通路の入り口が、まさに私の目の前だったんだよ)岡田監督は最低だ。
“飛車角金銀落ち”のチームでありながら、モチベーションとプレーの質を落とさずに、これだけの「素晴らしい」レッスンをしてくれた相手チームへの敬意を欠いている。
さらに、明らかにブーイングを受けるであろう選手に対して、自らが矢面に立ってかばうこともせず、厳しいスケジュールの中でも(満足いく内容だったかどうかは置いておいて)プレーをしてくれた選手たちをねぎらうこともしなかった。
この一点だけで、リーダーとして、失格だろう。

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