そばがあつい奈良でも屈指の蕎麦屋、ならまち「玄」(その1)
奈良は、ここ数年、蕎麦がアツいのであります。
奈良市内、さらには生駒の方にも、それぞれ特徴のある蕎麦屋さんが、競っているのであります。
さて、近鉄奈良駅や興福寺の南、JR奈良駅の東のあたりは、古くからの町屋が建ち並ぶ、「ならまち」と呼ばれる、雰囲気のあるエリアです。
このエリアのほとんどが、昔日の大寺院、元興寺の境内であり、その子院であった極楽坊や十輪院などの、隠れた名刹も残っています。
さて、そんな古い町並みの中に、今回ご紹介するそば屋さん「玄」があります。
ならまちの中の福智院町。今西家住宅という重要文化財にも指定されている古い住宅のあるあたり。表からは、正直、ぱっと見ではわからない、路地の突き当り、小さなお寺の前を左に曲がると、さらに、住宅のすきまを縫うような細い路地が続きます。
その路地を突き当ると、そこに、こんな風情のある門が。古い住宅を改造したお店ですね。
暖簾と、この看板が、ここがお蕎麦屋さんであることを示しています。
門から玄関までの間、そばづくりには欠かせない石臼を、飛び石に使っているというセンスの良さ。
玄関は、こんな感じで、完全に一般住宅に訪ねるような感じですね。
玄関の上には、堂々とした看板。「蕎麦 玄」とあります。
店内に入っても、田舎の由緒あるお家にご招待されたかのごとく。
調度品にも、由緒が感じられる。
これは、かなりモダンな感じの照明ですね。
床の間に違い棚も、立派であります。
(その2に続く)

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