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2010/05/08

南アワールドカップの男子サッカー日本代表メンバーを考える①

いよいよワールドカップ南アフリカ大会の代表(候補)発表が明日に近づいてきた。

私なんぞが考えても、どうしようもないのですが、このブログで、まぁ、岡田監督にいろいろと批判も書いてきたので、いちおう、自分なりの結論も書いておかないといかんかなぁと思いまして、発表前にエントリーすることにします。

さて、まず、岡田監督が選ぶであろう選手を予想してみる。

アンカーを置いた4-1-4-1や、3バックの採用もほのめかしているが、岡田監督の「頑迷さ」を考えると、基本のポジションは、4-2-3-1の配置となるのだろう。
しかも、3戦とも、ほとんど、選手を変えないんだろうなぁ・・・。

Photo

先発のオプションとしては、本田圭⇒中村憲、松井⇒玉田、大久保というところか。

ということで、バックアップも含めた23名を予想してみる。
(太字が先発)
FW:1トップ=岡崎、森本、左サイド=玉田、大久保/香川or田中達
攻撃的MF:トップ下=本田圭、中村憲、左サイド=松井、右サイド=中村俊、石川
守備的MF:長谷部遠藤、稲本、阿部、今野
CB:中澤闘莉王、槇野
SB:右=内田、左=長友、駒野
GK:楢崎、川島、西川

正直、これでほぼ決まりちゃうかなぁ。
ただ、玉田、大久保は、怪我明けなので、香川や田中達の可能性もあるかな。

ただ、過去の岡田監督の見切り方を見ると、本来は、十分候補に入るべき、佐藤寿、前田遼、小笠原、岩政らは、もう駄目なんでしょうね。

しかし、正直、このメンバー&配置では、グループリーグの相手に対応した戦いができるとは、私は思いません
よく、自分たちのプレーができれば、と岡田監督も、代表選手も語ることがあります。
しかし、ワールドカップレベルで、そんな言葉が吐けるのは、ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、そしてオランダくらいなもんでしょう。今大会ならば、スペインも言えるでしょうが。
しかし、ふつうの国は、対戦相手のプレーを分析し、いかに、相手の強みを出させないようにするか、相手の弱点を突くか、という、ゲーム戦術も駆使しなければならない。
特に、今回の日本のように、全ての対戦相手が、少なくとも攻撃面においては、圧倒的に上の相手に対しては、守備面からゲームを組み立てないことには、始まらない。

しかし、一方では、本当にゼロからチームを作り直すにも時間がないというのは否定できない事実。
ということで、岡田ジャパンの「いつもの」メンバーから、最小限の手直しで、今回のグループリーグの相手に対応できる基本配置を考えてみた。
つまり、岡田監督の考えるとおり、中村俊、遠藤、長谷部、中澤、闘莉王ははずせないとする。

今回のグループリーグの相手チームは、カメルーンのエトゥー、オランダのロッベン、デンマークのベントナーと、いずれも、左のアタッカーが極めて強力で、チームの攻撃の中心である。
ということで、ここをふさぐことが、まず第一の課題となる。
そこで、マッチアップする右SBの内田の守備力が問題となり、ここを改善するために、今いる選手の中から、ディフェンス力があり、サイドも任せられる今野をここに置きたい。

また、どう考えても、主導権をとられる(単純なポゼッション率ということではなく、攻撃を主体的・効率的に行うという意味で)ことは間違いないだろう。
ということで、どうしても守備をベースに考えなければならない。
ということで、4-1-4-1ではなく、3人の守備的MFを置く4-3-3として、従来の遠藤、長谷部に加えて、もう一人守備的MFを置く。阿部も良いが、前への推進力を考えて、稲本を起用。

Photo_2

さらに、現在、左サイド前におかれている中村俊だが、正直、システム的に実はここが大きな問題になっていると思う。
中村俊は、左の前のスペースに侵入することはほとんどない。
また、本来、利き足と逆サイドにアタッカーを置く場合に期待されるプレーは、ライン際からペナルティエリアの角に斜めに切れ込んで、利き足でシュートを打つことだが、残念ながら、今の中村俊はそのようなプレーはほとんどしない(セルティック時代には、確かしていたと思うが)。
そして、最近は、前からプレッシャーをかけられると、右半身で相手をブロックしながら、左足からパスをする角度をつくるために、ずるずると左後方に浮遊するようにポジションを移動する。
そのため、ただでさえ攻守の負担の大きい内田が、左ライン際のスペースを、結局、一人が担当することになってしまっている。

そこで、中村俊を左に回し、相手ゴールサイドに近い方の足でボールをコントロールできるようにする。そうすれば、いたずらに中盤中央に浮遊することも少なくなるであろう。

また、右のSBが今野で攻撃力が減る分、前の方によりサイドアタック力のある石川を配置し、個人勝負を積極的にしかけさせる。これによって、相手の左のSBをなるべく押し込め、エトゥーやロッベンらの前線とのコンビネーションを分断するようにする。

最後にトップだが、正直、日本選手でワントップはしんどいのだが、バランス上、仕方がない。そして、FW専門職に比べても、アタック、シュートへの意識のもっとも高い本田圭を起用。これで、なんらかの確執があると言われている中村俊も本田にパスを出さざるを得なくなるであろう。

おそらく岡田監督が選ぶであろう23名の中からの、最低限の修正で可能な配置はこんなもんではないか。

<今回のTB先>
正式発表前にいろいろな方が、代表候補についてのエントリーをしておいでですね(^^)

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