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2010/06/13

男子サッカー日本代表に送る言葉

コート・ジボワール戦以降、男子サッカー日本代表は、南アフリカの現地に入りました。

何度でも繰り返すが、今年に入ってからの親善試合の準備は、とにかくひどいものだったとしか言えません。
2年前に「俺のやりかたでいく」と言い放って以降、積み上げてきた方向性を、岡田監督は、今年に入ってから解体。
しかも、その新しい方向性とやらの完成形を垣間見せることすらなく、さらに一試合ごとに変更を加え、しかもそれががうまくいかないと見るや、またすぐ変更と、正直、迷走と言われても仕方がないものであった。

もちろん、中心選手として位置づけていた中村俊、遠藤、中澤の各選手が、この一年間で想定を超えるスピードでの「劣化」してしまったという点は、日本サッカーにとっての不幸であった。
例えば、スペインだって、シャビとプジョルがこの一年でレベルが落ちてしまっていたら、さすがにチーム作りに問題を抱えることになっていただろう。
ただ、特に遠藤選手に関しては、ガンバ大阪でもハードスケジュールが続く中、本来は、無理してまで召集しなくても良いような親善試合についても、呼び続けて、コンディションを低下させた責は、岡田監督側にもあると思うのだが。

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しかし、そんな中でも、日本代表は必死の準備を続けているようだ。
もちろん、今になっての本田のワントップだとか、さらにシステムを変えての練習だの、さらなる迷走という批判もあるかもしれない。

しかし、正直、今の時期の、報道陣に見せる練習内容(特に、フォーメーション)やコメントの全てが本番用のもの、本音である訳でもないだろう。
というか、煙幕に決まっているだろう。

だから、ここ数日の報道による「迷走」についてだけは、私は、もう、批判はしない。

とにかく、選手のコンディションを見極めよ。
やれないこと、無理なことを、練習で見極めよ。
できること、得意なことを、練習で見極めよ。
自分のプレーを、徹底して、整理せよ。

もう、ここまでくれば、それだけで、良い。

もちろん、不安は払拭された訳ではないが、選手個々には期待する。

日本国民全員を代表するなんて思わなくても良い。
そんな過剰な重みなんか、肩に背負わなくても良い。

でも、
サッカーをやっている仲間の代表だということは十分に感じてほしい。

佐藤寿、前田遼、小野、小笠原、石川ら、あと一歩で代表にこぼれた選手をはじめ、所属チームの仲間である現役の選手たちを代表して、君たちは、南アフリカの大地に立つのだ。

さらに、今、サッカーを始めたばっかりの、君たちを憧れの目で見ている少年少女たちの代表でもあるのだ。

こういった人たちの顔を思い浮かべながら、

かれらに恥じない、

自ら誇りに思えるプレーをしてくれ。

それだけを、期待する。

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