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2010/06/14

最後のあがき、オレが考える、3つのプレーの整理

具体的なプレーについて、危惧することに対して、3点だけ、書いて、あとは応援にうつりたい。

①高地でのロングボールの伸び以上に、堅いグラウンドでの高いバウンドに注意せよ!

ラグビーファンなら、よく知っていることだが、南アフリカのグラウンドは堅い。
そのために、バウンドしたボールが、想像以上に高くはずむ。

私は、高地によるロングボール、ハイボールの軌道の違いと同様、いや、サッカーにおいては、より大きくプレーに影響をするのではないかと危惧する。

例えば、カメルーンがゴール前にロングボールを蹴る。
その時に、不用意にバウンドさせてしまうと、通常のJリーグの時以上に滞空時間が長くなり、追い付かないと思っていた相手FWに、予想以上に近くにまでアプローチされてプレッシャーをかけられてしまう。
下手したら、かっさらわれてしまう、というシーンが出ないかと心配する。

また、DFラインとGKの間に放り込まれたボールが、予想以上の跳ね方をして、GKの頭の上を越えてしまうというシーンも怖い。

だから、なるべくバウンドさせるな。
ロングボールに対しては、極力ダイレクト処理し、コントロールが難しい場合は、ドカンと打ち返せ。

②プレーの逃げ場を準備しておけ!

カメルーンも準備がうまくいっていないようなので、今日に限っては、もともとの力関係のように一方的に押し込まれることはないかもしれない。
双方、思うようなプレーができないという意味での拮抗した状態になるかもしれない。

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しかし、やはり、個人能力で見たときに、押し込まれがちになる可能性は高い。
そして、相手のプレッシャーに対して、プレーの精度が下がる率が高いのは、今までの試合を見ても、日本であることも認めざるを得ない。

そこで、プレッシャーのかかる場面でのプレーを、よりいっそうシンプルにしておく必要があるのではないか。
万全じゃない状況で、相手にプレッシャーをかけられた際、プレーの逃げ場を、決めておくというのはどうだろう。

私としてお奨めなのは、ラグビーで言う、テリトリーを取るタッチキック。

Photo

とにかく、危ない状況になったら、相手陣深く、コーナーを目指して、ボカンを蹴る。
サイドラインを割らなくても、相手は、自陣深く、サイドから、ゲームを組み立て直さなければならない。
安全な状況で、時間は稼げる。

さらに、サイドラインを割って、スローインになったらチャンスだ。
スローインは、サッカーにおいて、もっとも整備が遅れているプレーだと思う。
どんな強豪でも、スローインから2プレー目くらいで簡単に前に大きく蹴ったり、意外にあっさりと相手ボールになったりする。

特に、現状のカメルーンのようなチームが、スローインをきちんと整備しているとは思えない。
相手陣深くの相手ボールでのスローインの時こそ、前陣速攻をするチャンスだ。
何度か普通にやりすごしたあと、機を見て、ここぞとポジショニングとギアをかえて、相手陣深くで一気にボールを奪い、フィニッシュに持ち込む。

このくらいのことはやってほしい。

③追い越しチェイスは控えめに(できれば、ゼロに)

男子サッカー日本代表が続けてきていた「カミカゼプレス」。
しかし、今年に入っての親善試合の内容、相手との力関係、さらには高地でのゲームということも踏まえて、岡田監督も、もう諦めて、リトリート、あるいは下手したらベタ引きということも考えているようだ。

しかし、ゲームのどこかでは、おそらくハイプレッシャーをかける局面も出てくるだろう。

そこで、徹底してほしいのが、無茶な追い越しチェイスだけはやめてほしいということ。

例えば、トップの岡崎を追い越して、長友が相手最終ラインに対して、プレッシャーをかけに行く。トップの前田を追い越して、遠藤が相手GKにプレッシャーをかけに行く。

例えば最終予選や昨年のオランダ戦には、こんな場面が良く見られたもんだ。

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しかし、いくら、ハイプレッシャーをかける時間や局面を限定しても、あまりにも、非効率で、高地でこれをやっては、スタミナ切れを早くきたしてしまうだろう。
しかも、日本選手の長所である俊敏性が20m程度の短距離ダッシュにある訳なので、できれば自らの長所の生きるこの距離の範囲内での鋭いチェイスを行いたい。

だから、オリジナルポジションから見て、前にいる相手に対して、順番にチェイスして、プレッシャーをかけるという、ある意味、当たり前のことを、徹底してほしい。

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過剰に責任感を感じて、本来、行くべきでないところまで行ってしまう癖がある日本選手たち。
ここは、頭を整理して、今、俺の責任範囲は、ここまでと、割り切って、深追いを繰り返さないこと。

きちんと整理して、プレーしてほしい。

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