阪急梅田駅そば、おやじさんにおかみさんが良い味出しているすし屋「小好寿し」さん【お気に入りの食事処 関西篇その28】
大阪はキタ、阪急梅田駅周辺の、ごちょごちょした路地に面した雑居ビルに、「小好寿し」ののれんがかかっています。
2か所も入口があり、間口のわりには大きい店?って思うかもしれませんが、これがどっこい!
なんと、お店の中も、この間口通りの幅で、真ん中に小さい調理場があり、その周りをカウンターが一列取り囲んでいるだけの、だいたい8名くらい入ればいっぱいの、ほんと小ちゃなお店です。
いきのあった老夫婦のおやじさん、おかみさんが二人で切り盛りしていまして、こんな感じで、カウンターから身体がはみ出るくらいの感じなんですよね。
握りのネタは、比較的おおぶりのボリュームたっぷり。ひとつひとつ工夫をこらした仕込みがしてあり、単純にお醤油をつけていただくだけではありません。
白身の鯛は、かるく塩をふっていただく感じで、 魚の甘みがひきたちますね。
はまちは、醤油を刷毛でつけてだしてもらえます。
そして、お薦めは、ボリューム満点のアナゴですね。蒸し+火の通し具合がかなり絶妙で、ほわっほわの柔らかさ。全体的に、シャリの握りは少し緩めなのですが、その組み合わせで、口の中でほどけていく感じであります。
こちらも、私がいつも頼むウニですな。
そして、これもお薦め、タマゴ。おそらく、白身魚のすり身も入っている、ふんわりと、非常に上品な甘さのするお味であります。
私は、ふらっと一人で訪れて、空いていなかったら素直に諦め、空いていたら、さっと入って、さっと注文。狭いお店ですので、少しでも多くの方に入っていただけるように、長っ尻はしないようにしています。
特に、おやじさんの手間を省くために、同席した方がオーダーしたものにかぶせて、「おっ、それおいしそう。じゃあ、こっちもそれ!」って感じでいくのが、このお店のお客さんのよくあるパターン。
おやじさん、おかみさんと、常連お客の、良い雰囲気が楽しいお店です。
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