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2010/10/15

「天平の至宝 東大寺大仏」展@東京国立博物館

東京・上野は、美術館、博物館が数多く集う、文化・芸術のメッカでして、私も何度も訪れている場所。

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その中でも、国内最高の質量の所蔵品を誇る東京国立博物館は、外国人観光客の方もよく訪れる場所です。

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今は、光明皇后1250年御遠忌記念 特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」が開催されています。

最近は、東京や京都の国立博物館で、日光・月光菩薩立像が出展された「薬師寺展」、天平の名宝中の名宝、興福寺の乾漆造阿修羅立像が出展された「国宝 阿修羅展」 、さらに建仁寺や西本願寺など、国内の名刹の寺宝のブロックバスター展覧会が開催されましたが、今回は、東大寺です。

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展覧会の構成は、

第1章 東大寺のはじまり―前身寺院と東大寺創建―
第2部 大仏造立
第3部 天平の至宝
第4部 重源と公慶

となっています。

日光・月光や阿修羅といった、わかりやすい目玉はないものの、さすが圧倒的な歴史の積み重ねを誇る大寺院だけに、一つ一つの展示物は、かなりのクオリティのものであります。

地味ながらも、その精巧な細工や装飾の美しい国宝「東大寺金堂鎮壇具」は、大仏殿の地鎮としてお堂の基壇部分に納められていたもの。明治時代に行われた大修理の際に発見された、1000年以上も地下に眠っていた天平文化の至宝です。

また、重要文化財「伎楽面」は、今回は、10面が出展されているのですが、これらの全てが、752年の大仏の開眼供養会に、実際に使用されたものであり、その悠久の時間に思いをはせることができます。

次いで、こういった展覧会では、ふだんは参拝することのできない秘仏が公開されることも多いのですが、今回、私的な目玉でもある国宝・僧形八幡神坐像や、国宝・重源上人坐像あたりが展示されていることが、実は、すごいことに気付いてほしいものであります。

あと、本体は展示されていないのですが、法華堂(三月堂)の本尊である国宝・不空羂索観音菩薩立像の光背のみがやってきています。

不空羂索観音自体が、これも天平を代表する仏像なのですが、その神々しさを表現するために、後光を形象化した光背も、その細工のこまやかさ、そしてその装飾の綺羅綺羅しさ、さらに、高さ5mにならんとする巨大さに、圧倒される気持ちになります。

そして、圧倒されると言うと、もうひとつ。

大仏殿の手前に立つ、国宝・八角燈籠。

まさか、これが、東京まで移動してくるとは…。

高さ4.5mを超え、重さは3tにもなるという、圧倒的に巨大な金銅製の燈籠。これが、スロープになった少し高めの角度から見おろすことができます。

大仏殿及び大仏は、源平期、戦国時代と、二度の大きな災禍に遭遇し、大仏の蓮下半身部分しか天平のものは残っていないのですが、この八角燈籠は、一部は後補ではありますが、創建当時のものです。
羽目板には、音声(おんじょう)菩薩が、天平時代の古代楽器を手に、音楽を奏でる優美な姿を見せています。

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あと、上映時間12分の超大型のバーチャル・リアリティ映像(←この表現、あっているかなぁ?)で、創建時の大仏殿を再現。また、寺では見ることのできない盧舎那仏の背面を含め、360度ぐるりと大仏をご覧いただきます。

まぁ、大仏さまがいないってことで、どうしても、画竜点睛を欠く(としか言いようがないですよね、なにせ東大寺ですから)ことは否めませんが、よ~く見ると、非常に味わいがいのある、なかなかな展覧会であります。

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