なんとか立て直した、ヴィッセル神戸
夏の時期、
本拠地であるノエビアスタジアム神戸(ウイングスタジアム神戸)は芝生の養生(貼替)のために、ヴィッセル神戸はしばらく使用することができない。
その代わりにホームゲームが開催されるのが、ユニバー記念競技場。
スタジアムとしては、サブホームとするには十分の施設であるのだが、あまりにも相性が悪すぎる。
とにかく、良い思い出が、特に最近は全くない。
ヴィッセル史上でも大量失点の記録はだいたいここで記録されているのではないかと言うくらい守備が崩壊したり、前半2-0で気持ちよく勝っていたのに試合終了時にはなぜか負けているという試合だったり・・・
しかも、結局チームとしての芯が築けぬまま個の力で勝ってきていたのが、その個も怪我だったり、調子が崩れたりで流れが悪くなり、アウェイでまさかの下位相手に2連敗を喫し、ミッドウィーク、ようやくのこと東京ベルディ1969に辛勝するという状況でのユニバー開催。
ほんと、どんな試合になってしまうか、心配であった。
しかし、その懸念は開始早々に払しょくされた。
ようやく先発に復帰した、ヴィッセルの期待の若手司令塔森岡選手がゲームをコントロール。
そこに、杉浦選手が鋭くからむ。
地上戦でのパス回しに福岡が後手後手に回り、DFに対して少し浮いたポジションでパスを受けた選手たち(ポポ、マジーニョ、杉浦、森岡ら)が反転して前を向き相手にプレッシャーを与えるとともに、裏への走り込みも効果的。
変則3バックで、FWをサイドバック的な位置に置き、見えないところから飛び出してくる福岡の戦略に手を焼いた部分もあったが、基本的には圧倒的な内容!
前半2発!
ハーフタイムには、花火が千発!
さらにサポーター自治体である兵庫県各自治体のゆるキャラも応援!
後半も勢い止まらず、ポポのPK!
などで、加点!
相手GKも退場に追いやり、決定的な場面がさらにあったので、あと3~4点は取れた試合でしたが、うちらしい打ち止めで4-0の勝利。
4点差つけられて切れても不思議じゃない福岡も、決定機にDFが必死で最後までかえって、プレッシャーをかけ、体を投げ出すなど、戦う姿勢があったのは、相手ながらあっぱれでした。
しかし、森岡選手の復調は、ヴィッセルにとって、本当に大きい。
中盤でのボールのおさまり、そこからの展開の拡がり。
安心して見ていられる。
杉浦選手の献身的なハードワークも良い。
この良い試合内容、プレー内容を、チームとして定着させるように、練習内容をさらに高めてほしい。
なんとか最悪の状況は抜け出たと思うので、こんどはアウェイで、内容、結果を出してほしいもの。
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